━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
GM-kuro@舞台裏: 今回の
GM-kuro@舞台裏: 対決フェイズの代わりが
GM-kuro@舞台裏: やってきますた
バテン@舞台裏: ほほう
バテン@舞台裏: こうきたか
■#1
┣キャスト:任意
┗場所:バテン軍本拠地
クインシー@舞台裏: (ι…x…)で、
クインシー@舞台裏: (ι…x…)誰から、誰を呼ぶ?
(編集者注釈:この前にやたら長い雑談があったのですが紙面の関係上カットしました。ご了承下さい)
バテン@舞台裏: 俺、トリもらうー
バテン@舞台裏: んで、とりあえずフレデリック確保
クインシー@舞台裏: (ι…x…)俺は親父確保ー
クリス@舞台裏: |n-ω-`)n とりあえず気になるのは
クリス@舞台裏: |n-ω-`)n カルラとサラサは常時一緒にいるのか、という事だな(何
バテン@舞台裏: サラサ可愛いからナア
バテン@舞台裏: まあ、バテンから見ると子供扱いだろうけどw
クインシー@舞台裏: (ι…x…)俺は女には無縁に生きていく
バテン@舞台裏: あと、アレだ
バテン@舞台裏: 会場では
バテン@舞台裏: バテンの呼称は封印しようw
バテン@舞台裏: そろそろフレデリックと
バテン@舞台裏: 名乗ろうと思う
クインシー@舞台裏: (ι…x…)OK、“フレデリック殿”
クリス@舞台裏: |n-ω-`)n とりあえず
クリス@舞台裏: |n-ω-`)n 三者面談…じゃない、会議するか
クインシー@舞台裏: (ι…x…)会議しましょう
バテン@舞台裏: じゃあ
バテン@舞台裏: ひとまずそれで。
GM-kuro:☆獲得武将、勢力との交流機会を設ける為のフェイズです
GM-kuro: キャスト一人につき、会いたい武将三人まで選び、シーン内で交流を持つことが出来ます
GM-kuro: 他のキャストが会話している所にちょっと顔を出すくらいなら、この三人制限にはカウントしないのでその辺は裏で相談しつつ進めましょう。
バテン:「というわけで、だ、我が同志よ」
バテン: 着席早々、突然切り出す。
バテン:「今日から俺はフレデリックだ。バテン様の名前はまことに残念だが、しばしの間封印ということでひとつ頼まァ」
バテン: かなりかっ飛ばしての説明だった。
クリス:「バテン・フレデリックはダメなのですか?」
クリス:とりあえず、そんな軽口から始め
クリス:「フレデリック殿を説き伏せる事には成功したのですね、おめでとうございます」
クリス:と、一旦言葉を切り、少し考え
クリス:「フレデリック」
クリス:と続けた。
クリス:新しい名前を、どう呼ぶか悩んだようだ。
クインシー:「ふむ」
クインシー: と、一つ頷き
クインシー:「フレデリック殿、此度の会談にて“ブリスランド解放戦線”の方々を此方に引き入れることに成功いたしました」
クインシー: さらさらとそんな事を口にする。
バテン:「おう、ご苦労。期待以上だぁな」
バテン: に、と笑って功を労う。
クインシー:「色々と心臓に悪い人物に出会うことになりましたが…」
クインシー: 眉間に盛大にしわがよる。
バテン:「大変だったらしいな。この島もなかなかに狭いことよ」
バテン: 意地悪げな笑みはご愛敬といったところか。
クリス:「こちらからもお疲れ様。はい、胃薬。作ってきましたよ」
クリス:ぽむ、と袋を渡すクリス。
クインシー: 有難うございますと言いながら受け取り
クインシー:「あと帰ってきたら、私の財布が空になっていたのですが」
クリス:「武具には、お金がかかるものなのです」
クインシー: にっこりとした笑み。
クリス:ふぅ、と空を見上げて返す。
クインシー:「クリスさん」
クリス:「なんでしょうか」
クインシー:「金銭というものは、たゆまぬ労働の対価として与えられる神聖なものです」
クリス:「そうですね、パメラさんもきっと頑張ってくれるでしょう」
クインシー:「ええ、」
クインシー: にこにこと笑い
クインシー:「ところでクリスさんに一つ頼みがあるのですが」
クリス:「えぇ、私にできることでしたら」
クインシー:「ええ、ある人に女性への礼儀をきちんと、徹底的に叩き込んで、何処に出しても恥ずかしく無い紳士に教育して頂きたいのですが」
クリス:「わ、分かりました…」
クインシー:「有難うございます。彼の将来はこれで安泰ですね。半分ぐらいは」
クリス:(うーむ、礼儀といっても…私もそんなに習ったわけではないのですが…まぁ、なんとかなるでしょう)
クリス:などと思考しつつ
クリス:「さて、こんな所ですかね
クリス: …後、何かありましたか?」
クリス:と二人を見渡す。
バテン: 面白そうに二人の遣り取りを見ていたが、
バテン:「あとは、それぞれ見極めるこったぁな。何なら交流パーティなり開いたって構わねえ。そこまでせずとも、気になる奴には直接会っとけ。何せ……」
バテン: 王者のように腕を組む。
バテン:「これから死線を共にする仲だ。交流を深めなきゃ、背中を預けることも出来まい?」
クインシー:「まあ、その通りではありますね・・・」
クリス:「そうですね、私、結構人見知りしますし」
クリス:気心の知れない人しかいないのは、少々心細い。
クリス:「ま、とりあえず私は礼儀を叩き込みに行きますか」
クインシー:「よろしくお願いします。ここには若い女性もおりますし」
バテン:「女関連なら俺も教えられるが……そいつにゃ別の教師が要りそうだな」
バテン: 苦笑。
クインシー: その言葉が耳に入ったかいないのか、珍しいことに椅子の背に思い切り背を預け、天井を見上げる。
バテン: と。
バテン: ふと真面目な顔になると、今までより僅かに抑えた声音で告げる。
バテン:「……あとな、それとなくでいいから、戦の支度は徐々に調えるように言っておいてくれ」
バテン: 今すぐかどうかは分からないが……戦が起こるは必定であろう。
クリス:バテンの言葉に頷き
クリス:「そうですね。そろそろ…下準備から次の段階に入る頃でしょう」
クリス:同じく、やや抑えた声音で返す。
クインシー:「……了解した」
クインシー: 言って、勢いよく椅子から立ち上がる。
バテン: 次いでクリスが立ち、二人分の足音が遠ざかっていく。
バテン: それを聞きながら、窓辺に立ち、独白する。
「……さて、ここまでは想定済みだろう、友よ? だがここから先が本当の化かし合い」
憂いに満ちた顔が一点、押さえきれぬ笑みに変わる。
「さあ、どちらが勝つか。天を掴むは俺か、お前か」
それとも……
Scene end
クインシー@舞台裏: (ι…x…)そういえばどんな本拠地なんだろう
クインシー@舞台裏: (ι…x…)幻水1なのか、2なのか(いちがせは1と2しかやっていません
バテン@舞台裏: どっかの砦跡とか。
クリス@舞台裏: |n-ω-`)n そんな感じかしら
クインシー@舞台裏: (ι…x…)2の整備第一段階か
クインシー@舞台裏: (ι…x…)めっちゃ廃村風
クリス@舞台裏: |n-ω-`)n 或いは、廃村を
クリス@舞台裏: |n-ω-`)n 手直しして色々作っているのかも知れん
クインシー@舞台裏: (ι…x…)それを砦に改築
バテン@舞台裏: いいね
■#2
┣キャスト:クインシー
┗場所:バテン軍本拠地
GM-kuro:☆会話対象申告
クインシー:バレリア・グレゴリオ・…………
GM-kuro:・会話舞台:ペガサス厩舎
華麗に空を舞う天馬も
地上にて羽を休めねばならない事もある
ペガサスたちの世話も
彼女達の大事な仕事である
手塩にかけて育てるからこその
命の絆が生まれるのだ
バレリア「これでよし」
愛馬の毛並みを整え、バレリアは満足げに頷く。
クインシー:「精が出ますね」
クインシー: 特に誰に会おうかなど気にせずに適当に歩いた先は天馬の厩舎。
GM-kuro:バレリア「貴殿か。余りここには近寄らない方がよい。天馬たちは繊細なのだ。興味本位で近付くと、我々はともかく彼らに不興を買うぞ」
GM-kuro:毅然と答えつつ
GM-kuro:厩舎の入口へと歩む
GM-kuro:君に近付いたというより
GM-kuro:君が天馬に無闇に近寄らないようにという配慮だろう
クインシー:「ははは、そうですね」
クインシー: 入口から中を覗き込み、世話の行き届いた天馬を眺める。
クインシー: 彼女たちとともに空を駆ける美しい馬たち。
クインシー: さて、彼らが次に空を駆けるのはいつのことやら…。
GM-kuro@舞台裏: ぶっちゃけると
GM-kuro@舞台裏: バレリアが疑うのを
GM-kuro@舞台裏: 詐欺師であるクインシー先生にほのめかすのは
GM-kuro@舞台裏: 面白いかなと思うがどうだろうね
バテン@舞台裏: おお
バテン@舞台裏: いいですね
バテン@舞台裏: 頑張れクインシー(ぉ
クインシー@舞台裏: (ι…x…)詐欺師だなんて失礼な
クインシー@舞台裏: (ι…x…)言霊使いです(別名は詐欺師である
バテン@舞台裏: あと、大丈夫。バレたらさっさとこっち陣営に引き込むから(ぉぃ
クリス@舞台裏: |n-ω-`)n 一番の詐欺師は、クインシー先生なのか
クインシー@舞台裏: (ι…x…)あとクインシーはともかくいちがせは口下手です
クインシー@舞台裏: (ι…x…)中身が口下手なのだ! 大変だ!
バテン@舞台裏: ∠(ιの_の) がん ばれ
GM-kuro:バレリア「ところで、クインシー殿。王子の事であるが」
GM-kuro:ペガサスの勇姿に思いを馳せるクインシーに声がかかる
クインシー:「フレデリック殿が、何か?」
GM-kuro:バレリア「私は母も天馬騎士でな、幼き頃から王宮に出入りしていたゆえ。王子も幾度かお見かけしたことがある」
GM-kuro:過去を僅かに懐かしむような目を見せたあと
GM-kuro:眼光を鋭くし
GM-kuro:バレリア「私の気のせいならよいのだが、今の王子には昔の面影がまるで感じられぬ。それが成長と言うのやもしれぬが…」
GM-kuro:君に
GM-kuro:答えを
GM-kuro:求めている
クインシー:「ふむ」
クインシー: 首をかしげ
クインシー:「私は市井で育ちましたので殿下のお姿を拝見することはほとんどなかったのですが」
クインシー: と、そんな前置きを一ついれて
GM-kuro:バレリア「………」
クインシー:「人の上に立つ方には、それなりの存在感があります」
GM-kuro:バレリア「彼の将としての器量は私も認める所だ。」
GM-kuro:あえて
GM-kuro:王子とは呼ばず
GM-kuro:バレリア「だが、もしもだ――玉座に座る王が偽りのものである。そんな事になれば、全ては瓦解する。そういうものであろう。」
GM-kuro:本気で咎めているような
GM-kuro:様子には思えない
GM-kuro:どちらかといえば――
もし、そうなら上手くやりとおせるのか?
GM-kuro:そう問うているかのようだ
バテン@舞台裏: うむ
バテン@舞台裏: 実は面識があると
バテン@舞台裏: 一発でバレるんだよな。しばらく行方知れずとはいえw
GM-kuro@舞台裏: まず勝たないと話にならないのは承知の介な彼女は
GM-kuro@舞台裏: ここで本気で不和を起こすようなのは
GM-kuro@舞台裏: 本意ではなっしんぐみたいな?
バテン@舞台裏: うむ
バテン@舞台裏: その後のことを
バテン@舞台裏: 懸念してるわけだな
バテン@舞台裏: というか、偽物であることによる不和を。
バテン@舞台裏: うむ、広い視野を持った将のようだ。
クインシー: バレリアの方を向いていた視線は、天馬のほうへと少し動く。
クインシー:「さて──」
クインシー: 数秒、口を閉じ
クインシー:「王は、背負う覚悟と器量がなければやっていけないと思います」
GM-kuro:バレリア「貴殿には、彼にそれがある――そう確信している、ということか?」
クインシー:「そうですね」
クインシー: 天馬のほうを向いていた視線をバレリアに戻し
クインシー:「確信していますね」
クインシー: きっぱりと言い切った。
クインシー@舞台裏: ところで俺は何を言っているのだろうなァ
GM-kuro@舞台裏: 確信発言キター
バテン@舞台裏: ヾ(のωの)ノ゛
クリス@舞台裏: |n-ω-`)ノ よいしょ! (もちあげ
クインシー@舞台裏: (ι…x…)さて俺の発言は本物かな?(DIE無し
バテン@舞台裏: なんという・・・
クインシー@舞台裏: (ι…x…)言い切るのは簡単なんやで?(だからな?
GM-kuro:バレリア「ふ……なるほどな」
GM-kuro:そう言って、笑みを浮かべ
GM-kuro:踵を返す
GM-kuro:バレリア「なかなかに有意義な時間であったな。貴殿がこの後起きる事をどう切り抜けるか楽しみではあるが…」
GM-kuro:前半は感想
GM-kuro:後半は、何か不可解
GM-kuro:クインシーではなく
GM-kuro:クインシーの向こう側に視線を向けている
クインシー:「はて?」
バレリア「親子同士、積もる話に横槍を入れる趣味は私にはないゆえ。そろそろ暇させていただこう」
そう
グレゴリオ――
君の、父に彼女の視線は向けられていた
視線を追って振り向いたクインシーの顔が僅かにこわばる。
GM-kuro:☆会話キャラ変更:バレリア → グレゴリオ
バレリアの立ち去る高い足音
そして
歩み寄る重い足音
父の、足音だ
グレゴリオ「随分と――買っているのだな。彼を」
フレデリックの事だろう
クインシー:「ええ、まあ……すこし、場所を変えませんか」
クインシー: 天馬の知らない人間は、長く厩舎の近くにもいないほうがいいだろう。
GM-kuro:グレゴリオ「そうだな――では……」
クインシー@舞台裏: (ι…x…)ところで親父に場所を任せると普通に聖堂になりそうなのだが。
GM-kuro@舞台裏: うむ
GM-kuro@舞台裏: あるだろ
GM-kuro@舞台裏: 本拠地がどんな場所でも
クインシー@舞台裏: (ι…x…)あるでしょうね
GM-kuro@舞台裏: 簡易礼拝堂くらいは
GM-kuro@舞台裏: 作る筈だ
バテン@舞台裏: だにゃ
クインシー@舞台裏: (ι…x…)中世の常識ですかな
クインシー@舞台裏: (ι…x…)もし廃村なら
クインシー@舞台裏: (ι…x…)目立つ位置にあります。
クインシー@舞台裏: (ι…x…)壁とか屋根とかすごいことになってるだろうけど!
クリス@舞台裏: |n-ω-`)n グレゴリオさんがいるから
クリス@舞台裏: |n-ω-`)n もとい、グレゴリオさんが来てから
クリス@舞台裏: |n-ω-`)n ぼろぼろだった廃教会を
クリス@舞台裏: |n-ω-`)n 凄い勢いで修繕しました
クインシー@舞台裏: (ι…x…)共同作業ですね
GM-kuro:・場所変更:簡易礼拝堂
クインシーが下地を作り
グレゴリオが、本格的な礼拝堂としての趣を整えた
簡易礼拝堂
奇しくも
数年ぶりの、親子の共同作業となった
色々な意味で、皮肉な場所で
彼との会話は始まった
クインシー:「…力を貸していただけること、感謝します」
GM-kuro:グレゴリオ「これも信仰の為。闇を受け入れるには、人々はまだ弱すぎる。幼すぎるのだ」
GM-kuro:微動だにせず
GM-kuro:祈りを捧げていたグレゴリオが立ち上がる
クインシー:「信仰、ですか」
GM-kuro:グレゴリオ「ハイデルランド王フーゴ……産まれる時が100、いや200年遅ければ。それこそ救世の英雄となっていたであろう……」
GM-kuro:振り向き
GM-kuro:グレゴリオ「だが、彼は余りにも強すぎるのだ。そして、強すぎる王と言うのはえてして既存の価値観、概念を完膚なきまでに破壊する」
GM-kuro:グレゴリオ「無論、彼に悪意はなかろう。それが、もしかすると正しいのやもしれぬ」
クインシー: いい読みをしている。心中でそう呟く。
バテン@舞台裏: アイルハルトと肩を並べたなら或いは
バテン@舞台裏: 英雄となっていたかもしれん
クインシー@舞台裏: だがそううまくはいかんものですな
クインシー@舞台裏: 世の中ってぇのは
バテン@舞台裏: 或いはバテンと共に北荻襲来時に生まれていたなら、争うこともなかったかもしれぬ
GM-kuro:グレゴリオ「だが……我らはまだ、種として幼い。子供なのだ。子供の家を壊し、取り上げるような真似は私には看過出来ぬのだよ」
GM-kuro:そこで
GM-kuro:言葉を切る
クインシー:「だから、我らの側についた、と」
GM-kuro:グレゴリオ「お前が担ぐ主も、子供だからな」
GM-kuro:そう言って
GM-kuro:巌のような顔を、微かに綻ばせる
クインシー:「…何か可笑しい事でも」
GM-kuro:グレゴリオ「あれは、子供と一緒になって砂場で遊べる男だ。家を一緒に作りこそすれ、取り上げはしまい」
GM-kuro:グレゴリオらしい
GM-kuro:評価の仕方である
クインシー: その言葉を聞き、硬く強張っていた表情が崩れ、一瞬ぽかんとした表情になり
クインシー: 苦笑の形になる。
クインシー:「間違っちゃない……ですね」
クインシー: 前半と後半の口調が微妙にあっていないのは、どうやらそれなりに不意打ちを受けたからのようだ。
クインシー: それに、評価は間違ってはいない。
バテン@舞台裏: 案外バテンにとって
バテン@舞台裏: 一番苦手な人物はこの人かもしれんなw
GM-kuro@舞台裏: 凄い適切な評価してると信じてるよ!(黙
バテン@舞台裏: ∠(ιの_の)もの凄い慧眼だな(合ってるのか
クリス@舞台裏: |n-ω-`)n グレゴリオさんが
クリス@舞台裏: |n-ω-`)n がりがりとカリスマを上げている
クインシー@舞台裏: このO☆YA☆ZIぃぃぃぃぃぃぃぃ
クリス@舞台裏: |n-ω-`)n そうか
クリス@舞台裏: |n-ω-`)n クインシーは反抗期だったのか
クインシー@舞台裏: 長い反抗期だな
クインシー@舞台裏: 正直、19か20のときに破門宣告喰らったつもりだったのだが
GM-kuro:グレゴリオ「ふ……」
歩み寄り
ぽん
肩を叩く
「お前が俗世に再び歩み出ていた。それだけで、彼の器がいかほどかは知れていたがね。」
我が子のひねくれ具合など見通していると言わんばかりの
純粋なる信仰に彩られた瞳
それが、君は嫌だったのかもしれない
GM-kuro@舞台裏: 破門した後隠者になってた息子が
GM-kuro@舞台裏: なんか表舞台に出てきたよ
GM-kuro@舞台裏: 大事件!
GM-kuro@舞台裏: そんな感じ?
クインシー@舞台裏: 居場所はばれるよね
クインシー@舞台裏: なんだかんだいって神父やってたからな
クインシー:「……俺はあんたのそう言うところが嫌いだったんだがな」
クインシー: 父親のそんな目を心底嫌そうに睨みつけて溜息とともにそう呟く。
GM-kuro:グレゴリオ「ふ……」
GM-kuro:その台詞を
GM-kuro:巌の笑みで受け止め
GM-kuro:彼は、去る
礼拝堂の出入り口は、一つ
彼が去れば
ここにいるのは
君一人のはずだ
なのに
何故
人影が
もう一つあるというのだろうか?
GM-kuro:☆会話キャラ変更:グレゴリオ → オクルス
「……御久しぶりです」
人影のほうを向きもせずに、そう告げた。
気のせいでも、幻覚でも無い自信はある。
「お久しぶりですね。どうです、よりよい明日は探せていますか?」
先に話しかけられたことが
面白かったとでも言うのか
にこりと笑みを浮かべ、彼は問う
クインシー:「現在模索中です。ですが、少しずつ形を見つけられていると思います」
GM-kuro:その言葉に頷き
GM-kuro:オクルス「よい事です。久方ぶりに会いにきた甲斐がありましたね」
GM-kuro:手に嵌めた指輪が輝く
GM-kuro:何時見ても
GM-kuro:異様なまでに妖しい輝きである
クインシー:<祈念>3Lv 【共感】17 ダイス三つ
クインシー:3d20
([dice])Quincy:25(D20:1069)=25
クインシー:普通に成功である
クインシー:「貴方はいかがですか。随分暇をされておいででしたが」
GM-kuro:オクルス「いや、そう言うわけでもありませんでしたよ。お恥ずかしい話ですが、少々内輪揉めがありましてね」
GM-kuro:オクルス「貴方達人の事を笑うことは出来ません。同じ闇に生きる者であるというのに、いがみ合い、互いの寝首を伺っている…」
GM-kuro:オクルスの影が
GM-kuro:礼拝堂を覆うような
GM-kuro:異形の闇を揺らめかせる
GM-kuro@舞台裏: ボリさんのことね
GM-kuro@舞台裏: フレデリックに妨害されたんだし
GM-kuro@舞台裏: お前ここが引きどきやろ。ちょっとおとなしくしいや。な?
GM-kuro@舞台裏: と
GM-kuro@舞台裏: 関西弁で諭していました
バテン@舞台裏: なるほど
クインシー:「蛇という生物は狡猾と御伽噺でも言いますからね」
クインシー: 影も闇も直視しながら、動揺はしない。
GM-kuro:オクルス「暫し、少なくともあと100年はこの地に蛇の介入はありえぬでしょう」
GM-kuro:オクルス「その間に、貴方達が決めるのです。この世界の明日をどうするかを…」
GM-kuro:ふふ、と
GM-kuro:動じぬ君に笑みを深める
クインシー:「……私たちが決める、というより」
クインシー: 祭壇の向こう、影にほとんど隠れて見えない、聖印の方を向き
クインシー:「──」
クインシー: 溜息を一つつく。
GM-kuro:オクルス「ふふ――…」
GM-kuro:意味ありげな
GM-kuro:笑みが漏れる
GM-kuro:彼は、君を気に入ったのだろうか?
GM-kuro:だが、闇の恩寵を与える気配はない
GM-kuro:それは、君が誘いに乗らないであろうことを理解しているのだろう
「『真書に書いてあることはいずれ曲解される。自分たちの都合のよいように、私利私欲のために解釈するだろう』」
「『ならば、我らが行うことは、真書の言葉をそのまま民に伝えることではないか』」
「『人は考えることができる。正しき言葉を知ったならば、自ら考え、よい道を模索するのではないか』」
論文を朗読するように、そこまでを語り、眉間にしわを刻み黙り込む。
クインシー@舞台裏: (ι…x…)教会は一つの指針を学ぶ場所です
クインシー@舞台裏: (ι…x…)学んだら、“よい明日”を考えましょう
バテン@舞台裏: 良い言葉よね
バテン@舞台裏: 本来正しい。
クインシー@舞台裏: (ι…x…)わからなくなったらみんなで相談しましょう
クインシー@舞台裏: (ι…x…)喧嘩をするかもしれませんが、よく話し合いましょう
クインシー@舞台裏: (ι…x…)そんな。
クインシー@舞台裏: (ι…x…)なんか新派っぽいこといってるぞ俺気がついたら(ぉぃ
クリス@舞台裏: |n-ω-`)n その思想がハイデルランドに持ち帰られ
クリス@舞台裏: |n-ω-`)n 後の新派に…
バテン@舞台裏: なんというその時歴史が動いた
クインシー@舞台裏: (ι…x…)いつの間にかその時歴史が動いたになっている
クリス@舞台裏: |n-ω-`)n 中世あたりだと、坊さんはインテリだったからねー
バテン@舞台裏: うむす
バテン@舞台裏: バテンが宗教を現時点で肯定するのは、人々の心の支えに必要であると同時に、
学舎としての役目も小さくないと考えているからです
バテン@舞台裏: が、王が威光を取り戻し、教育を国民に施すことが出来、かつ国を豊かにしたら
バテン@舞台裏: 宗教は不要と考えている(ぉぃ
クインシー@舞台裏: (ι…x…)ひひひ
その言葉に
何処か
懐かしい何かを見たような気配を滲ませて
∵幻影の印∵
まるで幻のように
魔神の姿は、虚空に溶けた
礼拝堂に一人残り、自問する。
これが正しいと思っている訳ではない。
だが、間違っているとも思っていない。
“真実”など、求めるべきではないのかも知れない。
だが、自分はいつか命尽きるまで考え続けるだろう。
Scene end
■#3
┣キャスト:クリス
┗場所:バテン軍本拠地
GM-kuro:☆会話対象申告
クリス:・フリッツ
クインシーから
教育をおおせつかり
フリッツを探していた君は
「グアアアァアア――――ッ!!!!!?」
フリッツが
カルラにスタイリッシュコンボを受け
垂直に飛び上がり
頭から
地面に激突する場面に遭遇した
クインシー@舞台裏: (ι…x…)ああ、覗きでもしたかな
バテン@舞台裏: こいつ世界が滅んでも死なんぞ
クインシー@舞台裏: (ι…x…)ああいぬがみ家
場所は、居住区の裏手
確か、サラサの部屋がこの辺りの二階にあることから鑑みると
踵を返して去っていくカルラが
フリッツもとい
ボロ雑巾を
スタイリッシュに始末した理由も
知れるというものだ
クリス:「ふぅ、お役目終了、と」
クリス:死人に教育はできまい。
クリス:青空を見上げ、フリッツの笑顔を幻視しながら
クリス:カルラと同じく踵を返す。
GM-kuro:フリッツ「ごめんよお爺ちゃんーっ! お爺ちゃんのお供えもの、盗んで食ったの俺なんだよーッ! 悪かったアッー!!!」
ずぼ がばり
GM-kuro:三途の川で懺悔と言う
GM-kuro:高度なプレイから
GM-kuro:バカが帰還した
GM-kuro:頭を大地から抜いて、ぶんぶんふって土を払う
クリス:「……ふぅ」
クリス:生きていては仕方ない。
クリス:「おっと」
クリス:うっかり取り出した杖を仕舞いつつ
クリス:「さて、フリッツさん、そこで何をしていたのですか?」
クリス:とりあえず、コミュニケートを試みる事にした。
クインシー@舞台裏: (ι…x…)クリスが三途の川の向こう側までバッティングしようとしてたぞ
バテン@舞台裏: 酷い言葉だなw
バテン@舞台裏: >生きていては仕方ない
クインシー@舞台裏: (ι…x…)勇気あるなあこの馬鹿(しみじみ
GM-kuro:フリッツ「はァッ!? フッ、よくぞ聞いてくれたなえーとえーとえーと、クリ、クリ……クラリスッ!!」
GM-kuro:爽やかに
GM-kuro:君の名前を
GM-kuro:間違えた
クリス:「えぇ、実はクインシーから貴方の教育を頼まれまして、ブリッツさん」
クリス:にこり、と笑い返すクリス。
GM-kuro:フリッツ「ブリッツ!!!?」
GM-kuro:電撃に撃たれたような顔をするフリッツ
GM-kuro:フリッツ「お前――おまっ、おまっお前、俺がブリッツだってぇ!?」
GM-kuro:がっしと
GM-kuro:肩を掴み
GM-kuro:とても、真剣な顔で
GM-kuro:君を見据えるバカ
クリス:「落ち着いてください、プリッツさん。で、何をしていたのですか?」
クリス:地味に、間違えられた事に怒っていたようである。
クリス:ちなみに表情は笑顔のままだ。
GM-kuro:ブリッツ「ありがとう……ありがとう。」
クリス@舞台裏: |n-ω-`)n おい、名前が変わったぞ
クインシー@舞台裏: なんか名前かわってんぞ
クインシー@舞台裏: (ι…x…)どうしようこのおきらく太平馬鹿
バテン@舞台裏: どうしよう、ここだけ空気違うぞ
クリス@舞台裏: |n-ω-`)n あまりのインパクトに、言葉を失うクリス
クリス@舞台裏: |n-ω-`)n 後のブリッツインパクトである
クリス@舞台裏: |n-ω-`)n ところで
クリス@舞台裏: |n-ω-`)n プリッツは
クリス@舞台裏: |n-ω-`)n クリスをどっちだと思っているのだろう?
GM-kuro@舞台裏: ワンダフルブリッツアイにより
GM-kuro@舞台裏: 男だと
GM-kuro@舞台裏: 見抜いています
クインシー@舞台裏: (ι…x…)ナイスだ
GM-kuro:プリッツはスルーし
GM-kuro:滂沱の涙を流しながら
GM-kuro:懐から
GM-kuro:颯爽と
GM-kuro:一冊の絵本を取り出す
GM-kuro:タイトルは
「いなづまのだいとうぞく ブリッツ」
GM-kuro:ブリッツ「お前さん――認めてくれたんだな。俺が、俺の目指す大盗賊とうり二つだって!」
GM-kuro:ありえないほど
GM-kuro:キラキラした
GM-kuro:瞳である
バテン@舞台裏: ∠(ιの_の)
バテン@舞台裏: 気のせいかな
バテン@舞台裏: GMがきらきらしてるぞ
クリス:クリスは、笑顔のまま
クリス:(OH…)
クリス:と心の中で呟くのが精一杯であった。
クリス:「で、ブリッツさん、ここで何をしていたのですか?」
クリス:色々なものを心の棚に上げて
クリス:問いただすクリス。
GM-kuro:ブリッツ「ああ、俺の輝かしい盗賊人生の1ページを華麗に彩った所さ」
GM-kuro:にっこりと
GM-kuro:笑顔を見せるブリッツ
GM-kuro:君との出会いがそれなのだろう
クリス:「いやいや、その前の…」
クリス:早速心の棚が崩れそうである。
GM-kuro:ブリッツ「何でも言ってくれよ、朋友(とも)よ……。俺はお前の為なら、命は嫌だが、命っぽい何かを賭けるぜ!」
GM-kuro:親指を
GM-kuro:ビッと立て
GM-kuro:そして、上を見上げる
GM-kuro:ブリッツ「フッ、貴婦人の煌く素肌…それを盗むのも盗賊の使命。そう思わないか?」
クリス:「いえ、猟奇の趣味はあいにく…」
クリス:「…」
GM-kuro:ブリッツ「…」
GM-kuro:つまり
GM-kuro:覗き
GM-kuro:で
GM-kuro:ある
クリス:「それは盗みではなく覗きといいます」
クリス:ちょっと、あまりのことに思考がぶっとんでいたようだ。
GM-kuro:ブリッツ「フッ、細かいことは気にするな朋友(とも)よ!」
GM-kuro:がしりと握手すると
GM-kuro:勝手に紙切れを君の手に忍ばせる
GM-kuro:ブリッツ「俺が死守した、絶好の観察ポイントメモだ――やるよ」
GM-kuro:恐ろしく
GM-kuro:爽やかな笑みで
GM-kuro:親指を立てる
クリス:「ふー、とりあえず」
クリス:紙切れを
クリス:「ありがとうございます」
クリス:懐に仕舞いつつ
クリス:「命が惜しいなら、少し自重した方がいいでしょう」
クリス:忠告をしておくことにした。
GM-kuro:ブリッツ「フッ、大丈夫さ。俺は否妻の大盗賊だぜ!!!」
GM-kuro:華麗な名乗りが
GM-kuro:誤字っている気が
GM-kuro:そこはかとなくした
GM-kuro:そんな、微妙な決め台詞とともに、彼は颯爽と立ち去り
5分後
天馬騎士団の居住地の方で
バレリアに
スタイリッシュコンボを
決められている
ブリッツの姿が
あったという
クリス:「…」
クリス:ふむ、と暫く考え
クリス:「無茶、しやがって」
クリス:と、棒読みのセリフを、空を舞うブリッツにかけ
クリス:「…なんだか、とんでもなく疲れました」
クリス:その場を後にすることにした。
GM-kuro:☆会話キャラ変更:パメラ
かーん
かーん
今日も
パメラの工房は
鍛冶の音が鳴り響いている
クインシーの財産を
転生させた甲斐はあったようだ
クリス:「こんにちは…精が出ますね」
クリス:ちょっと疲れた様子のクリスが足を運んできたのは、その日の仕事もそろそろ終わる頃であった。
GM-kuro:パメラ「おや、こんにちわー。何? 何か疲れてんの?」
じゅー
GM-kuro:水に入れて冷やしつつ、顔を上げる
GM-kuro:曲刀を打っていたようだ
GM-kuro:こんな剣を使うのは、カルラくらいしかいない
GM-kuro:彼からの依頼であろうか
クリス:「えぇ、まぁちょっと…人とのコミュニケーションの難しさについて少々…おや、それは…カルラさんの剣ですか?」
GM-kuro:パメラ「そうよー。今でも結構な業物持ってるみたいなんだけどー、作れるなら作ってくれってー。」
GM-kuro:一息つく気なのか
GM-kuro:汗と煤を拭っている
クリス:「使います?」側にあった、綺麗なタオルをほおる
GM-kuro:パメラ「相当念入りに調整してるわー。ま、ああいう手合いには手と完全に一体化するような剣が必要だものねー。ありがと」
GM-kuro:受け取り、ごしごしと顔を拭い
GM-kuro:パメラ「ふー、生き返ったー」
GM-kuro:はー、と吐息を吐く
GM-kuro:汚れがないと結構美人な部類なのだが
GM-kuro:一日中工房に入り浸っているせいで
GM-kuro:そんな印象はない
クリス:「…パメラさん、本当に優秀な鍛冶師だったんですね」
GM-kuro:パメラ「あらー、女としても優秀なんですけどー?」
GM-kuro:ふふふ、と
GM-kuro:遊びなのか定かではない色の挑発的な視線
GM-kuro:年長の部類に入るので
GM-kuro:こうして、初心な相手をからかう事がよくあるようだ
クリス:「…おや、誘っているんですか?」
クリス:と冷静そうな口調で返すが
クリス:首と耳元が真っ赤になっている辺り
クリス:意外と派手に動揺しているのかもしれない。
GM-kuro:パメラ「もー、初心なんだからー。そんなんじゃダメよー」
GM-kuro:近付いて
GM-kuro:ばんばんと背中を叩いてくる
クリス:「ぐふ…な、何故ばれたのですか」
GM-kuro:パメラ「顔に描いてあんのよ。」
GM-kuro:ふふんと笑うと
GM-kuro:パメラ「ま、気をつけなさいな。アンタみたいなのは、こー、なんていうの?」
ずびしっ
GM-kuro:勢いよく指差し
クリス:「な、何ですか」
「男をリードすんのは妙に上手い癖に、女の子にはぐずぐずしていい人で終わっちゃうオーラが出まくってるのよ!」
GM-kuro:君の心を∵爆破∵しにかかるパメラ
クリス:「…それ、サラサさんにも言われました」
GM-kuro:パメラ「あはは、ならそういうのは直さないとねー。こんな世の中なんだし、気になる人とかがいたらガンガン行くのよ! ガンガン!」
ガンッ ガンッ
GM-kuro:ハンマーで
GM-kuro:ガンガンジェスチャーをしてくれるパメラ
GM-kuro:なんだかんだで
GM-kuro:面倒見のいい彼女は
GM-kuro:一般兵達のいい相談役にもなっているようだ
クリス:「そう、簡単に性格を変えれたら、苦労は無いんですがねぇ…」
クリス:今も
クリス:どこかでスタイリッシュコンボを決められているであろう
クリス:誰かさんを重い浮かべつつ
クリス:「ま、かといってあきらめるのも癪ですしね」
クリス:と言って、ふ、と笑う。
GM-kuro:パメラ「そうよ。生きていれば幾らでもなんとかなるものなのよ」
GM-kuro:パメラはにこりと笑みを浮かべ
クリス:「その意見には賛成です」
クリス:つられて微笑み
クリス:「…ところで、パメラさん」
GM-kuro:パメラ「えらい騎士さんや王様は散り際に拘ったりするけど、泥水を啜っても生きなきゃいけないときもあるっ。そういう事なのよっ!」
ガン バキッ
勢いよく振り下ろしたハンマーが
カルラの剣(予定)をへし折った瞬間である
GM-kuro:パメラ「は、は、はうああああっ!? あ、あああたしのここ数日の努力の結晶がああぁああああっ!?」
クリス:(…い、以外と、ドジ…なのでしょうか?)
クリス:「えぇと…お夜食、いります?」
クリス:とりあえず、これから徹夜するであろう彼女の為に、そんな申し出をしてみたのだった。
「もらううっ、もらうわっ。やけ食いよおおおおおっ!!」
そんな叫びが
クインシーの財産が転生した工房に木霊した
GM-kuro:☆キャラ変更:パメラ → カルラ
夜
何処にでも
等しく訪れる闇
カルラ「………」
本拠地の屋上
海の彼方に思いを馳せることの出切る眺めのいい場所に
彼は佇んでいた
クリス:その背後で、かすかに衣擦れの音がした。
GM-kuro:カルラ「………」
GM-kuro:視線は変えぬまま
GM-kuro:彼の注意が
GM-kuro:音の方へむけられる
GM-kuro:一流の剣客らしい反応の仕方だ
クリス:「…すみません、邪魔をしてしまいましたか」
クリス:気付かれた事に気付き
クリス:一人の時間を邪魔したことをわびる。
GM-kuro:カルラ「いや、気に病む程のことではない。誰でも夜風に当たる事くらいはある」
GM-kuro:振り向き、声をかける。
GM-kuro:朝、誰よりも早く起きて剣の修練に励み
GM-kuro:見張り等の雑務も率先してこなす彼の存在は
GM-kuro:一般兵達に、自主的な規律を促している
GM-kuro:彼もまた、欠けてはならぬ勇将の一人である
クリス:「ありがとうございます。あぁ…刀、少し遅れる、とパメラさんから伝言です」
クリス:ここに来た用事を果たし
クリス:ふと、カルラの視線の先に、目を移してみた。
GM-kuro:カルラ「そうか、急いでいる訳でもない。無理はせぬよう後で伝えておこう」
GM-kuro:そこには
GM-kuro:海があった
GM-kuro:大いなる海
GM-kuro:ブリスランドを囲み
GM-kuro:ハイデルランドにも続いている水面である
クリス:「…ハイデルランドの草原は、この海のように広いのですか?」
クリス:ふと、尋ねてみる。カルラは、確か遊牧の民と聞いた。
GM-kuro:カルラ「うむ。某もサラサも、波打つ草原に抱かれ育った」
GM-kuro:頷き
GM-kuro:珍しく、昔話など語り始める
GM-kuro:カルラ「幼き頃は某は余り出来のいい子供でなくてな。父の名に、幾つも泥を塗ったものよ」
GM-kuro:今の姿からは
GM-kuro:少し想像しにくい過去と言う奴であろうか
クリス:「それは、意外ですね」
GM-kuro:カルラ「某は弓が苦手でな、部族一の射手であった父とはよく比べられ、そのたびに落胆されたのだよ」
GM-kuro:視線を君に向け
GM-kuro:カルラ「それゆえ、正しく才を継いだサラサに対しては、最初はわだかまりもあった」
GM-kuro:そこで、言葉を切る
クリス:「あぁ…」
クリス:成る程、と頷く。
クリス:自身も、妹とは、同じ場所で学んでいた頃は良く比べられたものだ。
クリス:…そういえば、スレイの方が飲み込みは早かった気が。
GM-kuro:カルラ「どうにも上手くわだかまりを解決出来ず。某は暫し部族、そして俗世よりも離れ……」
すらり
GM-kuro:剣を抜く
GM-kuro:カルラ「唯一といっていい手ごたえを感じた剣に、只管に打ち込んだのよ」
GM-kuro:それが
GM-kuro:彼の強さの礎なのだろうか
クリス:「…懐かしいですね。私も」
すぅ
クリス:杖を抜き…その先に光の刃が生まれる…元力を武器のごとく操る技、元力槍
クリス:「妹ほど多才ではなかったので…」
GM-kuro:カルラ「そうか……」
GM-kuro:頷き
GM-kuro:剣を君の光に翳す
GM-kuro:煌きに、二人の顔が映る
GM-kuro:カルラ「某の蟠りを払ったのは、サラサの危難なのだ」
GM-kuro:ぽつりと
GM-kuro:呟くと
GM-kuro:彼は、とつとつと話し始めた
フーゴと、彼の親兄弟との
骨肉の戦が始まった頃
胸騒ぎを感じた彼は、修行の為に篭っていた山を降り
部族の集落へと駆けたのである
そこで目にしたのは、
前ハイデルランド王の軍――そう、フーゴの親兄弟の軍に
物資の徴発という瞑目で、略奪の危機に瀕している故郷
草原を焼く戦の炎よりも
激しい、怒りと言う炎を持って
彼は瞬きの間に、10もの騎士を葬ったという
その後、略奪を行う軍を討伐にきたフーゴ軍との接触が
彼が、フーゴに雇われる機会となったのであるが…
GM-kuro:カルラ「出来の悪い兄を持つと。妹には苦労をかける。危機になど陥る前に、血の絆を信じて傍にいてやればよかったのだ」
GM-kuro:そう言うと
GM-kuro:彼は、剣を鞘に収め
GM-kuro:顔を上げる
クリス:「…」
クリス:同じように、刃を消し、杖を収める。
GM-kuro:カルラ「………」
クリス:言葉は無い…だが、想いは同じであることが、クリスの、後悔を含んだ表情から見て取れる。
GM-kuro:その表情から、視線を逸らし
GM-kuro:カルラの瞳は、再び海の彼方へ
クリス:クリスの場合は…側には既に別の人がよりそっていたというダブルコンボであるが…。
クリス:「…」
GM-kuro:カルラ「出来の悪いなりに、足掻ける事もある。精進されよ。紆余曲折の末に、実を結ぶ事があってもよいではないか」
GM-kuro:そう
GM-kuro:背中を向けたまま、言った
クリス:「…、はい」
クリス:視線をずらし、空を見上げる。
クリス:暗い夜空に、闇に飲まれるよう輝く数少ない星。
クリス:「光を求めるなら、光のある方を向かねばならない」…古い、占星術師の言葉である。
クリス:当たり前のことだが、人は、よく忘れるのだ。
クリス:「…おっと」
クリス:星を見ていて気付く。そろそろ、パメラさんところに夜食を持っていく時間だ。
クリス:「ありがとうございました」
クリス:背中にそう、声をかける
「気にするな。大した事は言ってはいないさ」
その背中は大きいが
届かない事はない
なぜか、そんな風に感じることが出来た
その事に、心の中でそよ風の吹くような心地よさを感じつつ
静かに、屋上を後にした。
Scene end
GM-kuro@舞台裏: クリスパート
GM-kuro@舞台裏: 異様なまでの
GM-kuro@舞台裏: 平和だな
クリス@舞台裏: |n-ω-`)n クリス、一番闇の鎖に近いのにな
■#4
┣キャスト:フレデリック
┗場所:破天軍本拠地
☆会話キャラ申告
バテン:1.サマバ
バテン:2.サラサ
バテン:3.フレデリック
カッ
本拠地の裏手で
軽快な
薪割りの音が木霊する
サマバ「がははっ、10日分の薪を作るはずが。勢い余って30日分作っちまったな。それもよしっ!」
キラリ
筋肉男の、白い歯が
爽やかに、煌く
バテン@舞台裏: おい
バテン@舞台裏: このオッサン
バテン@舞台裏: 思った以上にイロモノだぞ
クインシー@舞台裏: (ι…x…)君に従う人間がイロモノで無いはずがなかろう
(編集者注釈:自分がイロモノだという自覚はあるらしい)
バテン@舞台裏: なん……だと……?
クリス@舞台裏: |n-ω-`)n イロモノじゃないのはクリスだけですね
クインシー@舞台裏: (ι…x…)寝言が。
バテン: その隣り。
バテン: 山と積まれた木材を呆れた顔で見上げて、
バテン:「こんなに切ってどうすんのよ。……まあ、余るようなら、ちっとこの辺りに櫓か何かを建てるってのもありだが……しかしタフだねえ」
バテン: この男、底なしの体力のようだ。
バテン:「俺じゃあ20日分が限度だな」
バテン: そして、こちらの大言も底なしである。
GM-kuro:サマバ「おうっ! これはこれは、がははっ。俺はこうしている時が一番落ち着くんで、ついなぁ。」
GM-kuro:どかっと
GM-kuro:切り株に腰を降ろし
GM-kuro:君を見上げる男
GM-kuro:礼儀知らずのようにも思えるが
GM-kuro:彼の態度に、君を軽んじているような雰囲気は見当たらない
バテン: 座ったところで視線がやっと平行になるが、その目を見ればそれは悟れる。
バテン:「張り切りすぎて、この辺り一帯刈り尽くすんじゃねえぞ……って、あんたにゃ野暮な心配か」
バテン: 苦笑してぽん、と木材を叩く。いい音がした。
GM-kuro:サマバ「がははっ。心配なさるな。これでも山と共に生きてきた男よ。山を殺すような真似はせんさ」
GM-kuro:立ち上がると
GM-kuro:バテンと同じように、ぽん。と木材を叩く
GM-kuro:サマバ「なあ、バテ…おっと。フレデリック殿下よ。俺の斧をちと見てくれんか。どう思う?」
GM-kuro:そして
GM-kuro:ふいに
GM-kuro:薪を割っていた、小ぶりな手斧を
GM-kuro:君に見せる
バテン@舞台裏: ああ
バテン@舞台裏: そうそうw
バテン@舞台裏: サマバは
バテン@舞台裏: バテンの名前知ってるんだよねww
バテン@舞台裏: 思い切り名乗ってたww
GM-kuro@舞台裏: サマバは唯一バテンて名乗って仲間にした奴だからなw
クインシー@舞台裏: ファーストコンタクトが素晴しかったですからね。
バテン@舞台裏: OKOKw
バテン@舞台裏: 名前変えたこと知ってるよ!w
GM-kuro:長年、使い込まれた手垢の染み付いた斧だが
GM-kuro:不思議と
GM-kuro:屈強の戦士が愛用している斧だと言うのに、血脂の染み付いているような様子はない
GM-kuro:これは、彼にとって特別な斧なのかもしれない
バテン: 悟らぬ愚者に、人を率いる視覚はあるまい。
バテン: ふむ、と頷いて、事も無げに応える。
バテン:「戦場で失くすにゃあ勿体ねぇな」
バテン: いい斧だ、と。屈託なく笑う。
バテン: つまるところ、それは彼の誇りだ。
GM-kuro:サマバ「がはは、やはりわかるか。この斧はな……我が家の家宝なのだよ」
GM-kuro:釣られて
GM-kuro:屈託のない笑みを浮かべる
GM-kuro:本当に何処にでも売っているような、手斧だが
GM-kuro:サマバ「この斧だけはな、戦に用いてはならぬ。人の血を染み付かせてはならぬ。この斧は、木を、山を通じて己の心を濯ぐための斧なのだよ」
バテン: 頷く。
バテン: 何人斬ろうと、心を決して錆びつかせぬ戦士というのは、いる。
バテン: それは、決して穢してはならないものを、心のどこかに持っているからだ。
バテン: 刃以外のところで何かを斬ろうとすれば、手にした得物は別の意味を持つだろう。
バテン: だから、決して、穢してはならない。
バテン: 彼の場合は、……この斧が象徴する、もの。
「幼い頃から、俺はこいつを振るたびに心の垢が落ちるのを感じていた。何も求めずともよい、生まれた地で素朴に生き、そして骨を埋める。それだけの暮らしにも十分な幸せはあるという事を実感出来ていた……」
その誇りを吐露することは
彼ほどの男が、無闇に行うような事ではない
「俺は、俺の心の垢を落とすので精一杯だが。あんたには、ブリスランドの、いやもっと広い何かに積み重なった垢を、綺麗に掃除してやって欲しいもんだな。がはははっ!」
豪快な笑いで締めくくりながら
彼は、君に己の理想を託しているのだ。
バテン: 森で暮らすのは心地よいことだ。
バテン: 彼のような男なら、森の中を目を閉じていても歩めよう。
バテン: バテン……彼もまた然り、だ。
バテン: だが、全ての人がそうではない。
バテン: 森で暮らすことが好きでも、木の根に躓く者はいる。
バテン: 樹海の暗さを恐れる者もいる。
バテン: 全ての道を切り開く必要はないが、しかし、そういう連中が自由に歩けるような、そんな場所を作っておくくらい、森の民とて許してくれよう。
バテン: ゆえに。
バテン:「おう、任せておけ!」
バテン: 堂々と胸を張るのだ。
GM-kuro:サマバ「がはははっ! おお、任せるともっ。俺にここまで言わせる男が、やってくれんはずはないからなっ!」
「この世界、ちったぁ使いやすいようにしといてやらぁ……あんたのガキが、その斧を大事に出来る程度にはな!」
それはずっと未来のことだけど。
「期待されて応えるのが男の気概よ。俺を誰だと思ってやがる!」
踏破してみせよう。
それがこのバテン・トライバル……否。
changed the name to…
Frederic.
フレデリックという男の道なのだ。
GM-kuro:☆会話キャラ変更:サマバ → サラサ
サマバと別れた後は
一般兵達の訓練の見回りだ
バレリア等に混じり、時折カルラのような流れ者も指導者として参加している
異質な風景だが、能力のある者は適所に配置するという
破天軍の方針をよく現した景色である
フレデリック: 異邦の剣術が果たしてどれほど習得できるものか、興味はあるが……
フレデリック: それより、実物を兵士が見ておくことこそが寛容なのだ。
フレデリック: 何より、ハイデルランドの動乱を生き抜いてきたあの男の言葉は重い。
フレデリック: うむうむ、と頷きながら、しかし実際のところは自分が説明すると明らかに胡散臭いことが分かっているからでもあった。
フレデリック:「ま、そういうのがいてこそよな」
フレデリック: やや小高い丘から訓練の様子を眺め、草を咥えてひとりごちる。
GM-kuro@舞台裏: ああそうかカルラは唯一、国家規模の大戦争を勝利者側で参加していたという
GM-kuro@舞台裏: 貴重な経験を持っているからな
GM-kuro:サラサ「あれっ? こんな所にも顔をお出しになるんですね」
GM-kuro:そんな君の視界を
GM-kuro:少女の姿が遮る
GM-kuro:今正に、兵士達に訓練をつけているカルラの妹である
GM-kuro:草原の民である彼女は、この辺りをよく散策しているのだが
GM-kuro:君がいるのは、意外だったようだ
フレデリック:「おうよ。主たるもの、常に己の配下の戦力を把握しておく必要があるからな」
フレデリック: 平然と告げる。
フレデリック: 草むらに寝転がっていては、些か説得力に欠けるが。
GM-kuro:サラサ「………」
GM-kuro:そんな君を、少し驚いたような視線で見るサラサ
GM-kuro:サラサ「うわあ、偶然ってあるんですね。確かお兄ちゃんも、前の戦争で雇い主からそんな事を言われたとか……」
GM-kuro:フーゴのことであろう
GM-kuro:やはり強敵であり友、君とは通ずる所は多い
フレデリック@舞台裏: まさかのつながり。
GM-kuro@舞台裏: 互角ッすよ互角
フレデリック: くはっ、と笑う。
フレデリック: どちらかというと失笑に近い。堪えきれなかった。
フレデリック: 暗い心持ちにならぬのは、薄情というより覚悟の結果か。
フレデリック: さほど悲壮ぶって、友との戦いに備えているわけではない。
フレデリック:「そうかそうか、そいつは悪くねえ。少なくとも俺の目は確かだったってことだ」
フレデリック: 何せ自分が最も認める男からの保証付きだ。
フレデリック:「……しかしお前のアニキはいい腕してるな。こりゃあ、俺のハイデルランド最強の地位も危うい」
フレデリック: もっともらしい顔でひとつ頷く。
GM-kuro:サラサ「そういえば、お兄ちゃんもフレデリック様はあまり戦いたくないタイプだって言ってましたよ」
GM-kuro:そんな君の耳に
GM-kuro:意外な情報が飛び込む
GM-kuro:カルラが幾ら強いとは言え、確かに君に楽勝できるかといえば答えは否だろうが
GM-kuro:本人が口にしていたというのは、初耳であろう
フレデリック:「へえ?」
フレデリック: それは面白いことを聞いた、というように相づち。
フレデリック:「なるほど。お前さんの兄君は、腕だけじゃなく度量も広いらしいな。……で? そんな兄貴の元を抜け出して、ブリスランド組んだりまで出てきたってわけか、お前は」
フレデリック: 責める様子はなく、純粋に興味津々という顔。
GM-kuro:サラサ「うーん。はい。私、お兄ちゃんっ子だったので……でも、お兄ちゃんが剣の修行を始めてからは疎遠になっちゃって……」
GM-kuro:横に座ると
GM-kuro:訥々と彼女は語る
GM-kuro:サラサ「前の戦争がきっかけで、部族に戻ってきてくれたんですけど。ふと、お兄ちゃんは外の世界になんで出たのかなぁ。そんなにいいものがあるのかなあって…」
GM-kuro:旅立つ事が
GM-kuro:兄の人生を、背中を追うことに繋がっていたのであろう
GM-kuro@舞台裏: カルラは苦手だったが
GM-kuro@舞台裏: サラサは普通にお兄ちゃんっこだったという
GM-kuro@舞台裏: 擦れ違い
フレデリック@舞台裏: どこかの兄妹を連想しますね、そのすれ違い。(何
クインシー@舞台裏: (ι…x…)お兄ちゃんっこですね
フレデリック:「ほう」 相づちは寧ろ不真面目な感じだが、この場合はそちらのほうが話しやすかろう。
フレデリック:「それで、どうだい。いいものはあったか?」
GM-kuro:サラサ「うーん、まだよくわからないんですけど。」
GM-kuro:そう言いつつも
GM-kuro:草原の彼方に視線を向ける
GM-kuro:サラサ「どんな場所にも、いい風は吹くんだなぁって。それがわかっただけでも、外に出た甲斐がありました」
GM-kuro:そして
GM-kuro:彼女は笑った
GM-kuro:戦の終わらぬ世の中であるが
GM-kuro:笑顔を忘れぬ人間と言うのは、いるのだ
フレデリック: 10年後、彼女にこの笑顔が残っているといい。
フレデリック: そして、彼女の子供が同じ笑顔を手に入れられたなら、いい。
フレデリック: それは強く思うことでもあった。
フレデリック:「そか」
フレデリック: 素っ気ない動作で頷き、ゆっくりと起き上がる。
フレデリック:「だが、まだまだこの世は面白いぜ。一生かかって、果たして楽しみきれるかどうか」
フレデリック: に、と犬歯を向くように笑う。
フレデリック: それは戦を間近に控えて猛る勇将の笑みというより、
フレデリック: とてつもなく楽しいことを前に、胸躍らせる子供のような笑顔。
GM-kuro:サラサ「大丈夫ですよ。私が行けなかったところは、何時か私の子供や孫がいってくれますから」
GM-kuro:そんな笑顔に
GM-kuro:サラサもまた、笑顔を返す
GM-kuro:何の根拠もないが
GM-kuro:彼女は、長生きしてくれそうな気がする
GM-kuro:そんな直感が君の脳裏を掠める
フレデリック: その直感は悪くないものだった。
フレデリック: だからぽん、とその頭をひと撫でして、
フレデリック:「その歳で悟ったこと抜かすなって。……まあだが、おまえらみたいなやつが、歩き回るに不自由しない道は、作ってみせるさ」
フレデリック: それこそ、自分一人の生涯でどれほど成し得るかは分からないが……
GM-kuro:サラサ「ふふっ、やっぱり。お兄ちゃんが言っていた通りですね」
GM-kuro:そんな君を見て少女は眉間に皺を作り
GM-kuro:精一杯低い声を出して
GM-kuro:サラサ「『あ奴は、刃に果てし無く重い志を乗せて戦える男だ。その重さは、時に鍛え抜いた技を凌駕する』」
GM-kuro:カルラの物真似であろう
GM-kuro:サラサ「なーんて言ってたんですよ。だから苦手だって。うふふ、その通りでしたっ」
フレデリック: そのかわいい顔に浮かんだしかめっ面のおかしさと、カルラの仰々しい物言いに、思わず声を上げて笑い出す。
フレデリック:「そんな大層なもんじゃあねえよ」
フレデリック: 一頻り大笑いして、息を整えながら、言う。
フレデリック:「要は気合いってことよ。単純な話さ」
フレデリック: 気持ちよく笑った気分よさで、広い草原を見下ろす。
フレデリック: 風が、半端に長いフレデリックの髪と、そして外套を靡かせた。
フレデリック: す、と目を細め、独語するように、
フレデリック:「……ああ、成る程、確かにいい風だ。お前が気に入るのも分かるってもんだ」
GM-kuro:その言葉に頷いて
「もっといい風を吹かせてあげてくださいね。フレデリック様」
彼女もまた
君に、理想を託した
それを、肩に背負い
刃に乗せねばならぬ
それが、王の役目なのだ
そんな君に、暫しの休息をとばかりに
風はただ、優しく吹き続けていた
GM-kuro@舞台裏: 一方その頃、ブリッツはパメラに鍛冶屋の財宝―ゲート・オブ・パメラん―を喰らって三途の川を除いていた
クインシー@舞台裏: (ι…x…)おばあちゃんの近くまで逝ったんですね
クリス@舞台裏: |n-ω-`)n おい、パメラなんだその固有結界
GM-kuro:☆会話キャラ変更:サラサ → 火傷の男
彼は、破天軍で最も素性の知れぬ男として
有能さは認められてはいるものの
やはり、皆と何処か距離を置いた暮らしを余儀なくされていた
居住区の隅で、書物とにらみ合っているのが
彼の、日常である
フレデリック:「よう」
フレデリック: 故に、気安く訪ねてくるのはフレデリック……つまりバテンと、その他数人くらいだ。
GM-kuro:火傷の男「ああ、これはどうも。すいません、少しばかり熱中していました」
GM-kuro:広げられていたのは
GM-kuro:ブリスランドの地図だ
GM-kuro:事細かに、戦場となりそうな場所の特徴を記載している
GM-kuro:無論、その部分は彼の手描きだ
GM-kuro:彼がどれほど、この国を知る男なのか、その地図を見ただけで伺える
フレデリック: 知識に実践が伴い、さらに広い視野を持てば、その力はどれほど強くなるか。
フレデリック: 更に言うとこの男には野心がない。副官としても相談役としても参謀役としても、これ以上を望むべくもない。
フレデリック: 無論、フレデリックがその心を曇らせたなら、早々に立ち去るであろうが。
フレデリック: しかしそれもまた面白い。
フレデリック:「どうだい、面白そうなものはあったかい?」
フレデリック: それは作戦のことや、土地の知識のことだろうが、別に昔話であったって構わないのだ。
フレデリック: 能力だけで登用するような器用さは、この男にはない。
フレデリック: 単純に……
フレデリック: この、運命に立ち向かい、いま再び立ち上がった男が、いたく気に入ってしまったのだ。
GM-kuro:火傷の男「面白いのは書物だけではありませんね。ここはいい将兵がそろっておりますから。
影ながら見守るだけで、なかなかに心躍らせてくれます」
GM-kuro:そんな君に、仮面の下からかすかな笑顔と共に答えが帰ってきた
GM-kuro:人も見ているが、決して輪には入ろうとしない
GM-kuro:それは、フィニスの聖痕を持つ者の模範のような立ち振る舞いである
フレデリック: そしてフレデリックもまたそれを知るから、余計な口出しはしない。
フレデリック: 下手に交われば、フレデリックの名に疑問を持つ者が勘づくこともあろう。
フレデリック: それはそれで構わないが、無用な騒動は今は避けるべきだった。
フレデリック:「なかなかに面白い連中が揃った。これだけで軍から行商まで何でも出来るぞ」
フレデリック: 心底楽しげに語るその顔は、子供じみてとても楽しそうだ。
フレデリック: 名前を騙っているのに悪びれないのは、果たして図太いのか悪党なのか。
フレデリック: たぶん、両方だろう。
フレデリック:「ところでな、お前さんにちょいと話があるんだが」
GM-kuro:火傷の男「ははは、確かに。貴方は商才もありそうですからな。平和な世なら、さぞや面白い品を売り歩いて……」
GM-kuro:そこで、言葉を切り
GM-kuro:佇まいを正す
GM-kuro:君の言葉から、普段とは違う雰囲気を感じたのだろう
フレデリック: 手みやげらしき葡萄酒の瓶と干し肉を机の上に置きながら……無論、それが本題ではない……、
フレデリック:「そろそろな、あんたの名前を考えたいと思ってな。いつまでも名無しじゃあ不便極まりなかろう」
GM-kuro:火傷の男「ああ、なるほど……」
GM-kuro:人と接さないので、名乗る機会が皆無といっていい彼は
GM-kuro:己の名に、必要性を感じていなかったがゆえに気付いていなかったようだが…
GM-kuro:言われてみれば、確かに不便である
フレデリック:「そっちで、何か名前の希望はあるかい?」
フレデリック: にやにやと笑いながら問う。
フレデリック: その顔にはあからさまに、「いいのを考えてきたぞ」と書いてあった。
フレデリック: 顔色を隠す気は毛頭無いらしい。
GM-kuro:火傷の男「いえ…」
GM-kuro:軽く、首を振ると
GM-kuro:火傷の男「私が希望を出せば、貴方の案を聞きそびれますからね。先にお聞かせ下さい」
GM-kuro:珍しく、仮面の向こうからでも上機嫌さが滲む声だ
フレデリック:おう、その名前ってぇのはな……」
フレデリック: たっぷりと勿体つけてから、告げたのは、
「クリシュナってのはどうだ」
フレデリック: それは、辺境の地で聞いたお伽噺。
フレデリック:「どこぞの言葉で、“導く者”の意味があるんだそうだ」
フレデリック: 得意げに笑う。
フレデリック:「それに異国の名前なら、詮索される機会も少なくなろう。名乗るとしては悪くねぇと思うが……どうだい?」
その言葉に
彼は、仮面の向こうで笑みを深め
「よい名です。久方ぶりに、名乗ろうという気が沸いて参りましたよ」
そう言って、彼は広げていた地図の隅に
krishna
自らの名を
すらりと、サインした
それを見てひとつ頷き、
「よし、んじゃあ決まりだ」
そう言って、
「我が友……クリシュナ。これから、ひとつよろしく頼むぜ」
気負い無い動作で手を差し伸べる。
「ええ、フレデリック」
気負い無い動作で手を差し伸べる。
嘗て、フレデリックであった男と
今、フレデリックである男の
掌と掌が、握り合わされた
それは、歴史の裏で起きた。
誰にも知られることのない、友情の景色であった。
Scene end
← 展開ステージへ ↑ブレカナリプレイTOPへ 終局ステージへ →