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Act Trailer

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時は西方暦797年

 

ブリスランドは、平和と繁栄を謳歌していた

国は潤い、人は活力に満ち

そして、国と人を護る誇りに満ちた騎士達

誰もが、この国の未来を

きっと、今と同じ平和が続くと疑っていなかった

しかし、戦乱の予兆は

平和の只中で、すでに始まっていたのだ

 

 

 

ブレイド・オブ・アルカナ

ブリスランドサーガ

 

 

 

『やがて終わる平穏』

 

 

 

 

 

 

光の時は終わり

訪れる、闇の鎖の予兆

刻まれし者達が闇を砕くのは、もう少し先のこと

   

   

 

 

 

 

 

 

 

 

   

   

   

GMは(゜▽、゜)でお送りします

   

   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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Introductory Stage

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  ■#

  ┣キャスト:バテン

  ┗場所:貨物船甲板

   

 

 

 

 

 

   

    肌を撫でる潮風

    波打つ水面の美しさ

    空を舞う水鳥

    彼方に見ゆる新天地

    これほど、男の心を擽る光景はなかなかあるまい

    シンプル、だからこそ美しい景色だ

 

 

 

 バテン それを見据える男の顔には、如何にも楽しげな笑み。

 バテン 半端に伸びた髪を風に遊ばせながら、大きく伸びをする。

 バテン 船旅の疲れこそないが、船室での生活というのは些かどころかかなり辛い。

 バテン だからこそよく晴れた、今日のような日には――

 バテン 「ああ……、やっぱ日の光は浴びねえとなあ」

 バテン 頷いて大きく欠伸。

 バテン 甲板の、誰にも邪魔にされないところに寝転がり、海を眺めていれば、

 バテン 自然と瞼も重くなるもの。

 バテン が、その強い光を宿す黒瞳が、半分ほど隠れたところで……

   

 

          カツンッ

   

 

 GM-kuro 控えめな足音と共に

 GM-kuro 日の光が、人影で遮られる

 GM-kuro 「はは、やはりここにいたのか。バテン」

 GM-kuro 年の頃は君と同じ位だろうか、こちらはいかにも育ちのよさそうな風情を醸すヴァルター人

 GM-kuro 君と旅の道を同じくする男、フーゴだ

 GM-kuro 「君が昨日、ポーカーで金を巻き上げた船員が探していたぞ。なんでも、リベンジがしたいんだそうだ」

 バテン 「おう。お前もどうだ。なかなかにいい心地だぞ、ここは」

 バテン 「それはそれは」

 バテン 苦笑しながら身を起こす。

 GM-kuro そう言いつつ、バテンの声に応じるように甲板に座る

 バテン 「残念なことに、受けたくとももう払えない」

 GM-kuro 「まあ、適当にはぐらかしておいたがね。この調子では、陸につく前に彼は下着もなくなってしまう」

 バテン 「流石に男の下着は剥ぎ取りたくねえからなあ」

 バテン しみじみと呟く。

 GM-kuro そんな君の前に、すっと果実酒が差し出される。

 GM-kuro フーゴは昼間から飲むようなタイプではないが――

 GM-kuro 「もう半日もしないうちに陸につく、景気付けに軽くどうだい?」

 GM-kuro ガチガチの堅物、と言う訳でもない。なかなかバランスの取れた男だった。

 バテン 「いいねぇ。広い海と太陽が肴ってところか」

 バテン そしてこちらはといえば、世間の常識も目もどこ吹く風。

 バテン 嬉々として杯を受け取り、軽く掲げてにっこりとする。

 

 

GM-kuro@舞台裏: アグレッシブに会話が進むな!

 GM-kuro@舞台裏: (ι ´▽`) こういうのいいよね(

 クインシー@舞台裏  (ι…x)君らかっけぇな

 

 

 GM-kuro そんな君に、彼もまた笑みを返す

 GM-kuro 月の下、騒がしい酒場で女を侍らす酒もよかろうが

 GM-kuro 日差しの下で、友と呑む酒もいい

 GM-kuro 彼方を見据えながら、君と果実酒を煽るフーゴの顔には、そんな言葉が滲んでいた

 バテン ハイデルランドでもあれこれやってはきたが……

 バテン 最大の収穫は、この友であっただろう。

 バテン 自分とは全く違うタイプだが堅さはなく、寧ろこちらがふっかけた議論を笑いながら、時に予想もしない反撃を喰らうこともある。

 バテン 一度話し込むと数刻はおしゃべりが止まらないこともざらだ。

 バテン かちん、と指で杯を弾く。

 バテン 「それじゃ、乾杯といくか」

 GM-kuro 「ああ。そうだな――我々の変わらぬ友情と、ハイデルランドの未来に、と言うのはどうだい?」

 GM-kuro そう言って、グラスを差し出すフーゴの顔には

 GM-kuro ハイデルランドの、そして自分と君の

 GM-kuro 輝かしい未来を信じて疑わぬ、溢れんばかりの決意があった

 バテン 「それと、目の前のブリスランド、そこで始まる自由と刺激に満ちた日々にってとこか」

 バテン 付け足し、互いに声を挙げて笑う。

   

 

 

 バテン 陸地は近い。

 バテン 徐々に騒がしくなる船上で、紛れるようにけれど涼やかに、二つの杯がぶつかりあった。

   

   

 

 

 

 

 

                                                           Scene end

   

   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  ┣キャスト:クインシー

  ┗場所:教会

 

 

 

 

 

   

 

 

   

     何時にも増して、薄暗い夜だった

     雲が月を覆い隠し

     冷たい雨が降りしきる、夜

     こんな夜に、客人など来る筈が無い

 

     しかし――

     来る筈の無い、来客を告げる音

 

     礼拝堂の扉が、外から軽く叩かれている

     一体、何者であろうか?

   

 

 

 

クインシー@舞台裏 俺のOPは、雰囲気暗いようですね。

 GM-kuro@舞台裏: (ι ´▽`) ふふはは

 GM-kuro@舞台裏: 平和を謳歌のターンばかりもアレだが

 GM-kuro@舞台裏: 君はアレだ

 GM-kuro@舞台裏: オク○ス(プライバシー保護のため伏字)

 GM-kuro@舞台裏: サシで会話できるという素敵経験があるのでそれをタノシムといい(ぉい

 

 

 

 

 クインシー  さて、こんな雰囲気の悪い夜に訪れる輩といえば、野党か強盗かと相場が決まっている。

 クインシー  だが、そんな輩が律儀にノックするかといえばそんなことはあるまい。

 クインシー  数秒、そんな事を考えていたわけであるが、

 クインシー 「少々、お待ち下さい」

 クインシー  そんな事を言いつつ、結局扉を開いたわけであった。

   

 

 

               カッ

   

 

 

 GM-kuro 稲光が、客人の姿を浮かび上がらせた

 GM-kuro 見目麗しい黒髪の青年

 GM-kuro その指には、幾つもの妖しく輝く指輪がある

 GM-kuro 「夜分に申し訳ありませぬ。少しばかり、雨宿りをさせていただいてよろしいでしょうか?」

 GM-kuro 旅人であろうか?

 GM-kuro 少なくとも、山賊や盗賊のような下劣な雰囲気は感じさせない

 GM-kuro こんな雨の中、辺鄙な場所で建物など見つければ駆け込んでくるのも無理は無いのだが…

 

 クインシー 「聖母の館はどなたにも平等に開かれております故、拒む道理などありますまい。どうぞお入り下さい」

 クインシー  扉を大きく開き、中に招き入れる。

 GM-kuro 「神父殿、感謝いたします。略式なれど、暫し祈りの時を下さいませ」

 GM-kuro 頭を下げつつそう言うと

 GM-kuro 彼は、礼拝堂の奥に進み、聖母像の前で祈りを捧げ始めた

 GM-kuro なかなかに堂に入った、作法にのっとった祈り

 GM-kuro 強いて言えば、やや作法が古式よりなのだが、こういうものは地域によって差がある。そう珍しい事ではない。

 

 

 

 

クインシー@舞台裏  (ι…x)そういや、オクルスって聖母マーテルのファンでしたね。

 クリス@舞台裏 |っ・・)っ ファンクラブ会員ナンバー一桁でしたね

GM-kuro@舞台裏: オクルスは

 GM-kuro@舞台裏: これを演技抜きでやれる

 GM-kuro@舞台裏: 唯一の人材よねー

 

編集者ツッコミ:魔神にむかってえらい言い草である

 

 

 

 クインシー 「雨に濡れたままでは風邪をめされるでしょう、こちらへどうぞ」

 GM-kuro 「お心遣い痛み入ります。ご厚意に甘えさせて頂きましょう」

 クインシー  暖炉の火を落とす前でよかったというか、暖まった部屋はあるのだ。

 クインシー  雨に濡れた外套を受け取り、乾いた清潔な布を差し出す。

 

 

 

舞台裏駄目会話その1

クリス@舞台裏 |っ・・)っ ブリスランドは島国…

 クリス@舞台裏 |っ・・)っ つまり、囲炉裏がある可能性が!(ありません

 バテン@舞台裏 (ιの_の)

 クインシー@舞台裏  (ι…x)あったら大変だ。

 クリス@舞台裏 |っ・・)っ きっとイギリスがモデルだろーしね〜

バテン@舞台裏 ・・・

 バテン@舞台裏 イギリスモデル……だと……?

 GM-kuro@舞台裏: イギリスモデルだね多分

 バテン@舞台裏 絶望した

 バテン@舞台裏 ご飯の不味さに絶望した!

 クリス@舞台裏 |っ・・)っ おちついてバテンさん!

 クリス@舞台裏 |っ・・)っ モデルにしただけだから

 クリス@舞台裏 |っ・・)っ ご飯は美味しい可能性があるわっ!

 バテン@舞台裏 いや

 バテン@舞台裏 だいじょうぶだ

 バテン@舞台裏 俺がこの国を美味しくしてやる

 クリス@舞台裏 |っ・・)

 クリス@舞台裏 |っ・・)っ クリスが引きこもった理由:めしがまずい

 クインシー@舞台裏 というか、中世だから、香辛料とかはどこでも絶望的では。

 バテン@舞台裏 香辛料が流行ったのは

 バテン@舞台裏 不味い飯を美味くするためですからねw

 バテン@舞台裏 基本的に

 バテン@舞台裏 雑。

 

 

 GM-kuro 髪や衣服を拭き、一息つくと

 GM-kuro 「神父殿、雨が止むまでの間と思っておりましたが。どうも雨脚は弱まる気配が見えませぬ」

 GM-kuro そう言って、ため息をつき

 クインシー  外套を暖炉脇の衣類掛にかけ、酒(棚から出した)を差し出しつつ、

 クインシー 「いえ、外はもう日も落ち、闇の眷属の跳梁する刻限。明るくなってからでないと危ないでしょう」

 GM-kuro 「よろしければ一夜の宿をお貸し頂きたいのですが――そうですな、礼と言ってはなんですが………」

 GM-kuro ぱちぱちと燃える暖炉の火を見ながら

 

 

 「一つ……面白い話をいたしましょう。貴方、いえ、このブリスランドに住まう者ならば誰しもが逃れられぬ運命の話を」

 

 

 GM-kuro これが、

 GM-kuro 他の者が言ったなら、一笑に付す程度の言葉だったろう

 GM-kuro だが、その青年には不思議な力があった。その話を、聞きたいと思わせる力が

 

 クインシー 「……ほぅ」

 クインシー  不思議そうに首をかしげ、向かいに座る。

 クインシー 「どのような、話なのでしょう」

 

 

 GM-kuro 「聞けば後戻りは出来ない。これは、そう言う話ですよ。神父殿」

 

 

 

 

 

 そう言って、青年は薄く笑みを浮かべた

   

 

 

 

 

 

 

   

                                                                Scene end

   

   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  ■#

  ┣キャスト:クリス

  ┗場所:夢

   

   

 

 

 

 

      あやふやな景色

      あやふやな感覚

 

      ただ一つ確かな物は

 

      君が、一振りの剣を携えており

      それを、眼前の

      顔形のあやふやな、しかし…

 

      紛れも無い、王となる者に捧げる事だ

   

 

 

クリス@舞台裏 |っ・・)っそ 場所が

 クインシー@舞台裏 現実→境界→非現実の順番で

 クインシー@舞台裏 OPが進んでますね

 GM-kuro@舞台裏: 存分に

 GM-kuro@舞台裏: マーリン気取りで剣をくれてやるといいよ!

 

 

 

 クリス (…あぁ、また、この夢、だ)

 クリス  自分を、どっか遠くから眺めている、そんな矛盾した感覚

 クリス (これは、戦乱の始まり? それとも終わり? …どちらにしろ)

 クリス  そんな、自分の雑多な思考とは裏腹に

 クリス  夢の中の自分は、ゆっくりと、そして厳かに

 クリス  掲げた剣を、その、王の下へと…

 クリス (私は、この剣を渡すべきなのか…?)

 

 GM-kuro 疑問を感じながらも、夢の中の君は

 GM-kuro その剣を、厳かに王に捧げる

 GM-kuro それが、何時もの筋書き

 GM-kuro 何度も見た、退屈な劇のような感覚

 GM-kuro しかし――

 GM-kuro その日の夢には、少しだけ続きがあった

   

 

 

            カッ

   

 

 

 GM-kuro 捧げた瞬間、迸る光

 GM-kuro 景色が変じる

 GM-kuro 王が消える

 GM-kuro あやふやさが消し飛ぶ

 GM-kuro そこは――

 GM-kuro 何処とも知れぬ森の中

 GM-kuro 空を覆う緑の天蓋より漏れる木漏れ日が

 GM-kuro 一振りの剣を、優しく照らす

 GM-kuro それは、君が捧げる筈の剣

 GM-kuro 大地に、厳かに横たわる石碑に

 GM-kuro 突き立てられた剣の輝きは、何度も見た夢のそれと同じ

 GM-kuro そして――

 GM-kuro 石碑には、こう記されていた

   

 

 

 

“審判の剣”レクスカリバー

   

 

 

 

 クリス 「――――――…」

 クリス 感覚の変化に戸惑いながら、けれど、足はゆっくりと、その石碑へと、進んでゆく

 クリス 「…あなたが、私を、呼んだ?」

 クリス 何故、世を捨てた、私に?

 クリス 石碑の前で、立ち止まり、問いかける

   

 GM-kuro 光が、キラキラと反射し

 GM-kuro まるで、君の言葉に応じるように

 GM-kuro ゆっくりと、周囲を舞う

 

   

 

 

 

 

“偉大なる2人の王が、やがてこの地に現れる”

   

 

 

 

 

 

 GM-kuro 煌きは言葉となり

 GM-kuro 君の頭に、直接響く

   

 クリス その言葉に、静かに目を瞑る

 クリス 審判の剣、そして、いずれ訪れる二人の王

 クリス たった二つの言葉、けれど、それは容易に

 クリス 今、最も忌み嫌うものを想像させる

   

 クリス 「…」

   

 クリス 無言で、石碑から踵を返す

 

 

 

 GM-kuro 同時に、再び響く言葉。

 

 

 

 

 

 

   

“光と闇、並び立たぬ王、審判の剣は、真の王を選定する”

   

 

 

 

 

 

 

                       ざぁ…

   

 

 

 GM-kuro 渦巻く、風の音

 GM-kuro 景色が急速にあやふやになってゆく

 GM-kuro 夢の覚める気配

   

 

 

 クリス 「――――――…」

 クリス 目覚めると、見慣れた天井のある、暗い部屋

 クリス はぁ、とため息を一つつき

 クリス 自分は関係などない、とばかりに、一人、首を横にふったのだった

   

 

 

 

 

 

 

 

   

                                                               Scene end

   

   

 

 

 

 

 

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