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Confrontation Stage

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■対決フェイズ

┣#

┣キャスト:ALL

┣年代:西方暦810年

┗場所:決戦の地

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

西方暦810年

後の世に謡われる

ブリスランド史上最大の一大野戦といわれた

 

“黒竜の乱”である

 

破天軍

フーゴ軍ともに

動員できる戦力のほぼ全てを投入した

正に、天下分け目の大決戦であった

 

 

その時、空は割れていた

天を覆う暗雲が

両陣営の対峙する、丁度真ん中だけ

一筋、剣で切り裂いたかのように

青空が広がっていたのだ

 

これが、正に決戦であると

誰もが理解していた

生きては帰れないかもしれない

誰もがそう思っていた

 

しかし、戦士達は歩む事をやめなかった

 

 

それが、己の未来を掴むための道だと信じていたから

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フレデリック@舞台裏 妹来てないんだったな。

GM-kuro@舞台裏: 来てない理由もおいおいわかる

クリス@舞台裏 |っ・・)っ 来てないのか

GM-kuro@舞台裏: そしてクリスはオニキスさんに感謝の儀を行いたくなるかもしれない

クリス@舞台裏 |っ・・)っ な、なんだってー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フレデリック「しかし、ここまで揃えると壮観よな」

フレデリック 馬上にて満足げに頷く。

フレデリック しかも、初期のゲリラ戦法ばかりしていた頃とは、場所も、軍資金もまるで違う。兵士の練度、質もだ。

フレデリック 軍配を振るう者としては、これ以上に心の奮い立つ場はあるまい。

 

クリス「…流石に、まだきていないようですね」

クリス視線をはるかに向けつつ、呟く。

クリス普段は後方に待機していることが常な魔術師が、今回ばかりはフレデリックとともにある。

クリス理由は、といえば…今、両軍で噂されている例の黒いアレである。

 

クインシー「戦力は一気に潰したほうが後々楽ですし」

クインシー 羊皮紙の束を片手に、戦場と手元を交互に見ながらそう言う。

クインシー どうせなら知らない間に天に帰ってくれると良いが。

クインシー こほこほと咳をしつつため息ひとつ。

 

クリス「…大丈夫ですか、クインシー」

クインシー「風邪ですかね」

クリス「やめてくださいよ、戦が終わると同時に永眠とか」

クインシー「どこの英雄譚ですか」

クリス「さて、心当たりが多すぎて」

クインシー 羊皮紙にまる印をつけ、部下に渡して伸びをひとつ。

フレデリック 少なくとも、先頭を行く馬に乗る男には無縁の英雄譚であった。

 

GM-kuro対するは

GM-kuro征服王フーゴ

GM-kuro彼の姿は、この戦場には見えない

GM-kuroしかし

GM-kuro彼の気配が

GM-kuroこの国そのものを覆いつつあるのを感じる

GM-kuro兵は何処にあろうと

GM-kuro王の存在を感じ

GM-kuroその為に命を尽くすであろう

GM-kuroそれはある種の、完成、王としての頂の姿である

GM-kuro近く

GM-kuroしかし遠い

GM-kuroこの絶妙なる距離感

GM-kuro近すぎれば

GM-kuro権威は失われ

GM-kuro遠すぎれば

GM-kuro忠義が失われるのだ

GM-kuro王とはそういう存在なのだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  だが――

 

 

 

  それは、バテンにとって勝機でもあった

 

 

  戦場ともなれば

 

   象徴的存在が、いるかいないかというのは

 

  兵の士気に、大きく関わる

 

 

 

 

 

 

  しかし

 

 

 

 

                   しかしだ

 

 

 

                        その勝機を

 

 

 

 

  打ち砕く存在が

 

 

 

 

 

 

 

 

∵大破壊∵   Ravage

 

 

 

 

 

 

 

 

GM-kuro〈元力〉3《元力:闇》《元力集中3》《元力圧縮》《吐息攻撃》《魔力集中3》《魔力収束》《魔法弾》《魔力操作》

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クインシー@舞台裏 とりあえずいいか。

クインシー@舞台裏 アレは防げんぞ

フレデリック@舞台裏 ちょwwww

クインシー@舞台裏 2d10程度軽減したところで

クインシー@舞台裏 どうなるもんでもねえ

GM-kuro@舞台裏: 安心しろ

GM-kuro@舞台裏: ただの

GM-kuro@舞台裏: 挨拶

クインシー@舞台裏 何だ挨拶ですか。

フレデリック@舞台裏 なんだあいさつかー

フレデリック@舞台裏 はははははは・・・

 

 

 

 

 

 

                      カッ!

 

 

 

 

                                                大空の彼方から

 

                                                   飛来した事を告げる合図

 

 

                                                           それは、天地を揺るがす咆哮と

 

 

                                                                     戦場を突き抜ける暗黒の渦となって

 

 

破天軍の頭上を突き抜け

 

 

 

 

 

 

 

∵爆破∵  ─ Devastation ─

 

 

 

 

 

                       ドッ………

     

 

                                         ゴォォ……―――オォン

 

 

 

 

 

 遥か彼方

 

 

 破天軍の擁する砦の一つを

 

 

 

 

 地上から消滅させた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

GM-kuro☆束縛

 

フレデリック正位置×3につき、DP+3 現在12

クリス正位置×3、DP+3 現在−1

クインシー正位置×1 逆位置×2   【DP】1点回復、逆位置2枚なので−2d10

クインシー2d10

([dice])Quincy:5(2D10:4 1)=5

クインシーふむ、【DP】9+1−5=5   現在5点

 

 

 

 

 

 

 

クリス@舞台裏 |っ・・)っ やべー

クリス@舞台裏 |っ・・)っ 無駄に対抗して奇跡うちてー(ぁ

フレデリック@舞台裏 俺もついうっかり

フレデリック@舞台裏 紋章撃ちそうになったけど

フレデリック@舞台裏 残念ながら俺の奇跡は使用済みだったぜ!

クインシー@舞台裏  (ι…x…)使える[奇跡]ないぞ俺

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それは

圧倒的な勝利の象徴

人知を超えた者すら王に従うという

征服の証

 

 

 

“黒き宝石の鱗”オニキス

 

 

 

暗雲の空より

フーゴ軍の中心部へと舞い降りる

黒き輝きは

地鳴りのような大歓声と共に

敵兵達に迎えられていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フレデリック 遠目であろうとも、その威容!

フレデリック まさにあらゆる生物の頂点に君臨する、王の如き姿だ。

フレデリック 馬が不安に嘶く。

フレデリック 兵士達の中にも、事前に知っていたとはいえ、怯えた表情を浮かべる者が大半であった。

フレデリック 旗槍を掲げ、全軍に停止を命ずる。

フレデリック「狼狽えるな! 全軍、陣形を整えろ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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Interlude

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           ブリスランド城 屋上

 

 

「オニキス……」

 

去り往く盟友を

彼女は為す術なく見送った

 

その傍らには

随分大きくなった

愛する人との子

繋いだ命がいる

 

 

 

 

 

 

 

時間は、少しばかり遡る

 

 

 

 

 

「どういうこと!? オニキス!!」

 

 

屋上

彫像の如く鎮座する黒き竜に

闇の元力を宿す女は吼えた

 

 

 

【言葉の通りよ。お前は最早戦士ではない。我が盟友は務まらぬ】

 

 

 

静かに起き上がる竜

 

 

その鱗は、ほんの少しだけ

ひび割れが各所に走っていた

 

 

 

それは

 

かの黒竜の宿命

 

光の下では生きられぬ

 

そのように創られた竜なのだ

 

 

 

故に

 

闇の元力を宿す女を盟友とした

彼女の闇があらば

竜は存分に光の下を駆けることが出来た

 

竜にその闇を注げば

彼女は無敵の存在であった

 

 

そこにほころびが生じたのは何時からであろうか

 

 

彼女の子が少しずつ大きくなるにつれ

 

彼女と竜の絆が細くなっていくのだ

 

 

 

 

それは

 

彼女が戦士から

 

母親になりつつある事を意味していた

 

 

 

 

 

【偽りの言葉を吐く事が出来ても、お前の聖痕は嘘はつかぬ。我には見える、役目を全うし、天に帰ろうとする傷跡が】

 

 

 

 

 

沈黙が

場を支配した

 

 

 

 

 

 

スレイにはわかっていた

 

 

 

 

オニキスは

己の宿命に抗おうとしている

 

 

 

 

 

レクスカリバーが示す未来

それは、細くなる絆を

懸命に保ちながら

 

城という巣の中で

敵を待ちうけ

 

 

 

 

そして、死を迎える

 

 

 

 

 

 

 

それは

 

洞穴の中で

闇と共に過ごした

幾年もの時間と

何が違うのであろうか?

 

 

宿命に抗い

 

光の下を駆け

 

 

己から

 

 

己を殺すであろう英雄に打って出る

 

 

それは、竜という存在の定めをも打ち破らんとする

 

偉大なる挑戦であった

 

 

 

 

 

【我が戦に、足手纏いはいらぬ 求むるは戦士のみ】

 

 

 

 

 

ばさり

 

 

 

 

飛翔する巨躯

 

翼が空に舞う

 

 

その背に、闇の女の姿はない

 

 

 

 

「待って! オニキス!」

 

 

 

         

追いすがり、

手を伸ばす

女の体から

 

 

光が離れる

 

 

 

 

 

 

それは、聖痕

 

 

神の傷跡である

 

 

 

 

 

ふわりと浮かんだそれは

去り往く竜を祝福するかのように

美しき巨躯へと纏われ

 

 

 

そして――

 

 

 

 

カッ

 

 

 

 

 

 

※聖痕譲渡:スレイ → オニキス

 

 

 

 

 

 

 

竜の巨躯へと、その光を宿した

 

 

 

 

 

 

死地へ向う竜

 

多くの死を齎した者に相応しき結末がその身に待つ

 

 

 

 

 

 

しかし、かの竜がただ一つ

 

この世界にて善行をなしたとするなら

 

 

 

 

 

それは

一人の女を

刻まれし者としての

哀しき生き方から

解放したことであろう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 Interlude End

   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クリス「―――…、これ、は?」

クリスオニキスの闇に応えるように

クリスクリスの光が、淡い光に包まれる。

クリス「共振…けれど…」

クリスそれは、どこか、懐かしい感覚、そう、例えば

クリス「スレイ?」

クリスだが、見上げる黒竜の上に、呼んだ者の姿は無い。

 

 

GM-kuroそう

GM-kuroいないのだ

GM-kuroだというのに

GM-kuro彼と共に、スレイの闇を感じる

GM-kuroいや、もっと正確に言うならば

GM-kuroスレイの傷

GM-kuroスレイの哀しみ

GM-kuroスレイの定め

GM-kuro聖痕者に訪れるであろう、非業と言うものが

GM-kuroオニキスに重なって感じられるのだ

 

 

クリス「…」

クリスく、と苦笑いを浮かべ、ため息をつく

クリス「ずるいですよ、オニキス…それは、私がやろうと思った事なのに」

クリス聞こえるはずはないだろうが、そんなグチを呟かずにはいられなかった

クリスそうして見上げた竜の顔は、どこか覚悟に満ちているようで…

クリス「…、兄として、礼をしないわけにはいきませんね」

 

GM-kuroクリスの言葉に

GM-kuro呼応するかのように

GM-kuro吼え猛る竜

GM-kuroその叫びが兵を鼓舞し

GM-kuro竜を進軍の中核とした

GM-kuro人類史上類を見ない

GM-kuro恐らくは、地上最強の軍勢が

GM-kuroその矛を一斉に――破天軍へと向ける

 

 

 

 

 

クインシー@舞台裏 これからこれ

クインシー@舞台裏 落とすんかー

GM-kuro@舞台裏: うむ

GM-kuro@舞台裏: まあまずは

GM-kuro@舞台裏: 野戦だ

 

 

 

 

 

GM-kuro※野戦

GM-kuro1・諜報フェイズ

GM-kuro  代表者が〈事情通〉等の情報収集技能で判定、敵軍と達成値を競う。

GM-kuro  勝利した側が後述する[戦闘フェイズ][先攻]となる

GM-kuro2・出撃フェイズ

GM-kuro  [勢力]ユニットからどの勢力を出撃させるか選ぶ。

GM-kuro   クライマックスなので全員出撃。

 

GM-kuro☆勢力

GM-kuro斧戦士団 兵力P10

GM-kuro新生天馬騎士団 兵力P30

GM-kuroブリスランド解放戦線 兵力P8

GM-kuro武将18

GM-kuro合計66P

 

GM-kuro☆指揮官選択

GM-kuro クライマックスなので全員出撃

GM-kuro  斧戦士団 + サマバ

GM-kuro  新生天馬騎士団 + バレリア

GM-kuro  ブリスランド解放戦線 + グレゴリオ

GM-kuro  相性のいい組み合わせが3つあるので、合計3回振りなおしが出来ます

 

GM-kuro3・戦闘フェイズ

 

GM-kuro  諜報フェイズで決定した順番に、1ターン1回ずつ攻撃を行う

GM-kuro  攻撃の際使用する技能は〈交渉〉他、指揮系特技を組んだ技能(代表者が一人判定を行う)

GM-kuro  リアクションも〈交渉〉他、指揮系特技を組んだ技能で行う。

GM-kuro  ダメージ算出式は

 

GM-kuro☆友軍の兵力Pの10の位+1D10

 

GM-kuro 66Pあるので

GM-kuro 減らされる前は

GM-kuro 6が基礎ね

 

GM-kuro  戦闘時の〈交渉〉判定に《指揮》等の対象にポジティブな影響を与える特技を組み合わせた場合

GM-kuro  組み合わせた特技一つにつき、基礎攻撃力が判定地のマイナス修正÷2点上がる

GM-kuro  つまり、《指揮》なら

GM-kuro  マイナス修正が4なので

GM-kuro  2点上がる

GM-kuro  端数は切り捨て、秘伝の書とかでマイナス修正が軽減されてる場合は

GM-kuro  アイテムの修正を無視した数値を採用する事

  

GM-kuro  また、命中判定の前に[捨て身]宣言する事で

GM-kuro  ダメージダイスを+1D10することが出来ます

GM-kuro  ただし、これを行うと攻撃の成否に関わらず

GM-kuro  判定を行った[代表者]がその戦闘中は判定を行えなくなると共に

GM-kuro  敵の次の攻撃に対してリアクションを取れなくなるというリスクがあります

 

GM-kuro  こうして兵力Pを削りあって

GM-kuro  相手の兵力Pを0にすれば戦争勝利となります

 

 

GM-kuro現在武将奇跡は

GM-kuro神移

GM-kuro無敵防御

GM-kuro爆破(2D10ダメージ効果を適用)

GM-kuro天真

GM-kuroがのこっております

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クリス「さて、フレデリック殿…敵はずいぶんと手ごわそうですよ」

クリス竜の登場に混乱する中、逆に落ち着いた声でクリスが口を開く。

クリス「相手は、実に珍しい…覚悟を決めた竜ですから」

 

フレデリック「そうでなくては面白くもねぇ。ただ潰すだけの相手よ。――覚悟を決めたなら、初めて俺と対等だ」

フレデリック この期に及んで、この大言。

フレデリック 貫き通したならば、もはや本物だ。

 

クインシー「フレデリック語録にまたひとつ追加されましたね」

クインシー 砂埃を避けるためか、口元に手をやったまま愉快そうにそう言う。

クインシー 最近、夜遅くまで何をやっているかと思えばそんなものを纏めていたらしい。

 

 

クインシー@舞台裏 無駄にかっこいい形容詞を付け加えつつ書いています

クインシー@舞台裏 公開羞恥プレイ。

フレデリック@舞台裏 ゲラゲラ

 

 

フレデリック「変なもん書いてるんじゃねぇよ」

フレデリック 苦笑。

フレデリック その場の思いつき、大法螺、はったり、何でもござれ。

フレデリック 自分でも何を言ったか覚えていなかったり、口にしてから何を言ったのか自覚することも少なくない。

フレデリック 要は、それを活かしきることだ。

フレデリック「ま、使い途はあるか」

フレデリック おそらくは、書に記された言葉でさえも。

フレデリック この世にある、全てのものを利用し尽くす。

フレデリック そう、多分、この戦や・・・・・・

フレデリック 天下さえも。

フレデリック そういう男だ。

 

フレデリック 天は暗く。

フレデリック 敵は大きく。

フレデリック 兵達は未だ、不安にざわついている。

 

 

 

 

 

フレデリック「さて……それじゃ、ひとつケツを蹴飛ばしてやるか」

 

フレデリック そう、呟いて。

 

フレデリック 整列した軍勢の前に馬を走らせる。

 

フレデリック 並み居る精鋭たち。

フレデリック 古株もいる。新兵もいる。

フレデリック 将達は皆、一騎当千だ。

フレデリック 装備も潤沢。

フレデリック いい軍団だ。

フレデリック ここまで育て上げた甲斐があったというもの。

フレデリック 改めてそう思い、にやりとする。

 

 

 

 

 

 

 

 

     

「全軍!」

 

 朗々とした声が……

 

     「聴け!」

 

      闇と光が分かつ地上に――

 

 

 

           「目を閉じろ!」

 

 

                響き渡る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

    それは後にあらゆる歴史書に記されることとなる、

    フレデリック1世の演説。

     そして、

      バテン・トライバルという男の、一番の大言壮語。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

        今、己の心の暗がりに、何かひとつでも想うものを得られなかった兵は、今すぐここから立ち去れ!

 

        それは戦の高揚でもいいだろう。

        復讐心? 構うことはない。戦わねばその心は癒えはしないのだから。

        家族、恋人、おおいに良かろう。例え想いを未だに告げられぬとしてもな!

 

 

      ――心当たりでもいたのか、兵士の間から笑いが零れる。

      王もまたそれに笑みを返し、

 

 

        竜殺し……男ならば一度は夢に見るその栄誉のため。実にいい!

        天下を取るために! 無論、その先には俺が立っているが、上がってくる気概があるならば来るがいい!

        ああ、俺への忠誠であるならば文句はないな。

 

 

      兵の宴に飛び込んできては、彼らと肩を組み、己の夢を「天下」と笑いながら語った王が告げる。

 

 

        そして、その想いを手に取れ。

        決して手放すな、例え黒竜の劫火の中であろうと、

        お前達の魂、奪うことなど出来はしない!

 

 

        守り抜け。

        勝ち取れ。

      

 

        そして、勝ちて帰れ!

 

 

 

        この命を守れぬ者は即刻立ち去るが良い。

 

 

 

 

 

                  ――どうする?

 

 

 

 

 

 

 

            答えは

             一歩

 

              一糸乱れず

              大地を揺らす、一歩

 

 

     誰一人

     過たず

     彼らは、前に出ていた

 

       未来を、掴むために

 

 

 

     「……それでこそだ。それでこそ、我がつわものども」

      王が笑う。

      犬歯を剥くように、けれど子供のように嬉しそうに。

 

 

     「ならば俺も憂いはない。その想いを抱き、存分に戦い、そして手にするがいい!」

 

 

      手にした槍を天に向ける。

      風が生まれ、外套を強くはためかせた。

 

 

 

 

「我らは破天の軍! 己の心のままに、天を貫き、魔を滅し、その先にあるものを掴み取るものなり!」

 

 

 

 

 

                  然り!

 

                            然り!

 

                      然り!

      

      雲を揺るがす咆哮が唱和する。

 

      暗雲が破れ――

      零れた光が、破天の槍を照らし出す!

 

 

 

 

 

                  「竜も、鬼も、闇も」

 

                       「我らの魂、止めること能わず!!!」

 

 

 

 

 

 

      大きく立ち上がった馬を操り、矛先を向けたその先。

      強大なる黒竜。

      そして精強の軍勢。

      更なる背後に、偉大なる王、そして最も近しき友の影をも垣間見た。

 

      ぞくり、と震える。

      戦の高揚。

      そして、強敵と見える歓び。

 

 

      夢という名の天に向け、ただ、心のままに咆えた。

 

 

 

 

 

 

 

「破天軍、全軍抜刀! 教えてやれ――俺たちが誰であるのかをッッッ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                 そして

 

                    決戦の火蓋は

 

                         斬って落とされた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

GM-kuro☆諜報フェイズ!

GM-kuro〈事情通〉他情報収集特技タイムだ

GM-kuroこっちはオニキスさんが振る

GM-kuro彼の【共感】は35

GM-kuro失敗しようがないから安心したまえ

GM-kuroまあ君達からふるといい

 

 

 

 

フレデリックイニシアチブ決定

フレデリック〈交渉〉《戦術》《王者の相》《虚偽情報》 代償:H4D

フレデリックC値:3 判定値:9

フレデリック 部隊を複数に分割し、包囲すると見せかけつつ、途中で合流して中央突破を狙う。

フレデリック4d20

([dice])Frederic:37(4D20: 19 3 3 12)=37

フレデリッククリティカル!

 

GM-kuro〈事情通〉

GM-kuro3d20

([dice])GM-kuro:41(3D20: 2 19 20)=41

 

 

 

フレデリック@舞台裏

フレデリック@舞台裏

フレデリック@舞台裏 ねえええええええwww

クリス@舞台裏 |っ・・)っ うわ、あぶねー

クインシー@舞台裏 あっぶねぇぇぇぇぇぇぇぇぇッ

 

 

 

GM-kuroゆらり

GM-kuro軽く首をめぐらすだけで

GM-kuro竜は小賢しい策など全て見通す

GM-kuroだがその叡智を

GM-kuro興奮しきった兵に授けられるわけではない

 

GM-kuro※クリティカルせず  先攻破天軍

 

 

 

 

 

 

クインシー 情報とは力である

クインシー その情報が正確であればあるほど、こちらの力は強大となる。

 

クインシー■インスタント   ≪集団掌握≫≪言葉紡ぎ≫3Lv   Exp:20

 

クインシー敵戦力の情報収集判定

クインシー 【共感】18  <言霊>3Lv  ≪集団掌握≫≪言葉紡ぎ≫   判定値:−6(特殊修正含む)  代償:D2  最終判定値:12  ダイス:3個

クインシー3d20

([dice])Quincy:35(3D20: 14 14 7)=35

 

 

GM-kuro敵戦力:80

GM-kuroオニキス単独戦力:150

GM-kuro※ただしオニキスの戦力は敵軍の攻撃力などには影響しない

 

 

 

 

 

クインシー「やれやれ…」

クインシー 休むことなく指示は飛ばしていたが、

クインシー どうにも疲れたと言いたげにため息をひとつ落とした。

 

 

 

 

 

 

GM-kuro☆クライマックス野戦特殊ルール

GM-kuro5ラウンド経過後

GM-kuroオニキスは

GM-kuro∵大破壊∵+∵死神の手∵

GM-kuro兵士を皆殺しにします

GM-kuro5ラウンド使ってためを作るわけですが

GM-kuro君達は

GM-kuro突撃戦宣言をする事で

GM-kuroオニキスに肉薄

GM-kuroブレスによる全体攻撃を防ぎ

GM-kuro通常戦闘になだれこむことが出来ます

GM-kuroこの際

GM-kuro敵の通常兵力が残っていた場合

GM-kuroオニキスのHPに

GM-kuro残り兵力P × 2

GM-kuroが加算されます

GM-kuro逆に、敵の通常兵力を0にして

GM-kuroさらにダメージを与えた場合

GM-kuroオニキスのHPが直接削れます

GM-kuroつまり

GM-kuro野戦で出切る限り敵を削り

GM-kuro突撃戦宣言をする事で

GM-kuroオニキスとの決戦が有利になるということです

 

 

 

 

 

 

GM-kuroでは先攻

GM-kuro代表者よ

GM-kuro一人、攻撃判定をするといい

 

 

 

 

 

 

 

フレデリック   《軍神》

 

フレデリック フレデリック1世は、己が出られる戦には全て出たという。

フレデリック 王の身でありながら、常に先陣を切り、兵達を率いて戦ったのだ。

フレデリック この年、黒竜とそしてフーゴ軍の精鋭との戦は、そんな彼の戦術の中でも、特に高く評価されるものである。

フレデリック まさに軍神が如く。

 

 

 

クリス    《先導》

 

クリス 無論、ただ闇雲に突撃する蛮勇では勝利はつかめぬ。

クリス この時代、誰よりも早く情報の重要性を理解し、闇の中に道を見出した己の信じる道を、彼は往ったのだ。

クリス 人、それを勇敢と呼ぶ。

 

 

 

クインシー ■インスタント    ≪聖歌≫≪祈願≫2Lv   Exp:15

クインシー <祈念>≪聖歌≫  修正:−4  代償:H3  ダイス:3つ   判定値:【共感】14

クインシー3d20

([dice])Quincy:24(3D20: 1 8 15)=24

クインシークリティカルしたが、特に効果に変化は無いのであった

クインシーとにかく成功したので、メジャーとリアクションの判定に+1個ボーナスがあるよ

 

 

クインシー:    歌とは、

クインシー     生き様である。

クインシー    人は皆違う歌を歌い、

クインシー     唱和しながら、歴史を紡いでいるのだ。

 

 

       

 

 

 

 

 

 

 

 

        それはまるで、神代の戦。

        峻厳たる天空。

        兵士の掲げる銀の槍。

        流れる聖歌は荘厳に。

        そして、常識では考えられぬほどの速度で迫る軍隊。

 

        その様子を、破天軍の記録者は「千の距離をひと息に」と著し、フーゴ軍は「地平の軍勢が瞬きで眼前にあった」と記した。

 

        更に、彼らを混乱せしめたフレデリックの奇策がそこにあった。

 

        かの王、ここにありと戦場に示すその印は、

        水晶鋼の槍と、そこに掲げられた旗。

        味方はそれを見て王の健在を知り、鬨の声を上げる。

        敵はそれを目標として矢を射、剣を抜き、挑み掛かる。

 

 

 

        だが。

 

 

 

        それが複数あった時の衝撃は如何ほどのものであったか。

 

 

 

 

 

        臆病風に吹かれたのではない。

        竜の吐息にさらされれば、如何に破天王とて無事では済まぬ。

        竜の目を欺くべく、

        そして、敵の混乱を引き起こすために、

        初めてこの策を取ったのだ。

 

 

 

 

 

 

 

フレデリック〈交渉〉《戦術》《王者の相》《虚偽情報》

フレデリックC値:3 判定値:9 ダイス:5

フレデリック5d20

([dice])Frederic:51(5D20: 12 8 3 13 15)=51

フレデリッククリティカル!

 

フレデリック その混乱を突いて、一気に敵陣中央を割り開かんとする!

 

GM-kuroリアクションっ

GM-kuro〈交渉〉

GM-kuro3d20

([dice])GM-kuro:19(3D20: 9 8 2)=19

GM-kuro惜しいねー

GM-kuroクリらない

 

 

 

フレデリック@舞台裏 あっぶねえw さっきからwww

クインシー@舞台裏 あっぶねえええええええええええ!

 

 

 

 

GM-kuro応える敵の動きも

GM-kuro正に正確無比

GM-kuro高揚の中にも

GM-kuro練度の高さがうかがえる

 

GM-kuroダメージ来いや

 

 

 

フレデリック3d10+9

([dice])Frederic:25(3D10: 10 7 8)+9=34

フレデリック34!

 

 

 

 

 

 

GM-kuroしかし――

GM-kuro無論

GM-kuroやられっぱなしの

GM-kuroフーゴ軍ではない

 

 

 

GM-kuro〈交渉〉3《ファミリアアタック》《神の恩恵》

 

GM-kuro美しき黒竜の加護と

GM-kuroその爪牙、そしてはばたきを味方に

 

 

GM-kuro3d20

([dice])GM-kuro:44(3D20: 19 14 11)=44

GM-kuro

GM-kuroしょっぺえ

GM-kuro11だ

 

 

フレデリック〈交渉〉《戦術》《虚偽情報》

フレデリック5d10

([dice])Frederic:22(5D10: 6 9 3 1 3)=22

フレデリッククリティカル!

 

クリス@舞台裏 |っ・・)っ なんという豪運

 

 

GM-kuro現兵力

GM-kuro破天:66

GM-kuroフーゴ:46

 

 

 

 

 

 

 

 

GM-kuro2ラウンド目

 

 

 

 

フレデリック 反撃を感知するや、奔流となって敵陣を斬断した破天軍は、突如として分散。

フレデリック しかしその全てが、まるで意志を共有する生物であるかのように巧みに、敵の間を潜り抜ける。

フレデリック その先陣にいるのは、全てが旗を掲げた破天王の姿。

 

フレデリック 合計、32

フレデリック この日のために育て上げた部隊長たちは、フレデリックの望むように、敵を翻弄し、そして後背にて合流。

フレデリック 再び、鋼の波濤となってフーゴ軍に襲い掛かる!

 

フレデリック〈交渉〉《戦術》《王者の相》《虚偽情報》

フレデリック5d20

([dice])Frederic:42(5D20: 3 18 4 8 9)=42

フレデリッククリティカルッ!

 

 

 

 

 

 

GM-kuroやるなっ

GM-kuro〈交渉〉

GM-kuro3d20

([dice])GM-kuro:30(3D20: 11 18 1)=30

GM-kuro素クリ

 

GM-kuro吼えた

GM-kuroただそれだけである

GM-kuro天と地が揺れ

GM-kuro敵に畏怖を

GM-kuro味方には勇猛を与える

GM-kuro前代未聞の竜の兵法である

 

 

フレデリック@舞台裏 ぶっw

フレデリック@舞台裏 クリティカルしよったぁぁぁぁ

フレデリック@舞台裏 恐るべし、GM

フレデリック@舞台裏 そう簡単には取らせてくれぬか!

クインシー@舞台裏 ちっ

クインシー@舞台裏 どうする

クインシー@舞台裏 具体的には

クインシー@舞台裏 ∵真名∵どうする

クインシー@舞台裏 逆位置使用だがな!

GM-kuro@舞台裏: ふふははははぁー

GM-kuro@舞台裏: どうするどうするぅー

フレデリック@舞台裏 まだ竜がいる!

クインシー@舞台裏 OK竜までおいておく

 

クインシー@舞台裏 戦は水物ってことかねフレディ

クインシー@舞台裏 問題は次さぁ

フレデリック@舞台裏 その日、一番強いやつが勝つのさ

フレデリック@舞台裏 さて

フレデリック@舞台裏 そろそろ

フレデリック@舞台裏 奇跡の使用も視野に入れんとな

 

 

 

 

 

 

 

 

GM-kuro〈交渉〉3《ファミリアアタック》

GM-kuro3d20

([dice])GM-kuro:17(3D20: 10 5 2)=17

GM-kuro2成功っ

 

GM-kuro竜の後押しを受け

GM-kuro迫る軍勢

GM-kuroその勢いは、先ほどの破天軍に

GM-kuro勝るとも劣らない

 

 

フレデリック〈交渉〉《戦術》《虚偽情報》

フレデリック5d20

([dice])Frederic:52(5D20: 14 11 9 8 10)=52

フレデリック武将による振り直し! 選択はサマバ!

フレデリック5d20

([dice])Frederic:66(5D20:13 1 17 20 15)=66

フレデリッククリティカル!!!

 

 

 

 

 

 

 クインシー@舞台裏  (ι…x…)クリティカルうううううううううううう!

GM-kuro@舞台裏: おお

GM-kuro@舞台裏: サマバが

GM-kuro@舞台裏: サマバが

クリス@舞台裏 |っ・・)っ ktkr!

クインシー@舞台裏  (ι…x…)なにこの熱すぎる展開は!

 

 

 

 

 

 

       

 

        竜の咆哮に怯んだ軍勢に、

        勢いづいた軍が飲み込まれようとしたその窮地を救ったのは、

        破天軍結成当初より、その豪腕を振るい、あまたの戦場を駆け抜けた、

        山賊公サマバその人であった。

 

        かの配下、勇猛なる斧戦士団は、死をも恐れず敵軍に正面から衝突し、

        驚くべきことに、それを止めてみせたのだ。

        無論、多勢に無勢。

        このままではいかに彼らとて押しつぶされるのが関の山であったが、

        

 

 

 

 

 

               フレデリックが、間に合った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

         

 

 

GM-kuro3ラウンド目!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

          それは、

          彼の王の血に眠る、

          騎馬民族の叫び。

          偽ろうとも偽れぬ、真なる征服者の咆哮。

 

          竜も、鬼も、闇も。

 

          等しく振り向かずにはおれぬ、雄叫びであった。

 

 

 

 

 

 

 

AAAAAAAAAAAAAAAAAAAALaLaLaLaLaLaLaLaLaLaLaLaLaie!!!!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

          唱和するように全ての兵が咆えた。

          まるで風か清流に晒されたように、全ての怯怖が吹き飛んだ。

 

 

 

          突撃。

          全てを貫く――

 

                   破天の如く!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フレデリック〈交渉〉《戦術》《虚偽情報》

フレデリック5d20

([dice])Frederic:69(5D20: 2 14 17 20 16)=69

フレデリッククリティカルッッ!!!

 

 

 

 

GM-kuro回避っ

GM-kuro3d20

([dice])GM-kuro:37(3D20: 11 15 11)=37

GM-kuroぬっ

GM-kuro当たったっ

 

 

 

 

 

 

フレデリック武将奇跡:                  ∵爆破∵  ─ Devastation ─

 

 

 

 

 

 

 

          突進する軍隊が、

          縄の端に何かを取りつけ、それをぐるぐる回して勢いをつけると――投擲した!

 

 

          途端、その先で起きる爆発!

 

          方々で突然起きた炎熱と爆音に、さしものフーゴ軍も気勢を削がれる。そこに――

 

 

 

 

                容赦なく、破天軍が切り込む!

 

 

 

 

 

 

 

 

フレデリック5d10+9

([dice])Frederic:26(5D10: 17 17 10)+9=35

 

 

GM-kuro残り兵力P11

 

GM-kuro反撃っ

 

GM-kuro〈交渉〉3《ファミリアアタック》

GM-kuro3d20

([dice])GM-kuro:42(3D20: 10 19 13)=42

 

 

 

 

 

 

 

 

 

∵絶対攻撃∵ − Fatal Blow

 

 

 

 

 

 

 

 

 

GM-kuro※オニキスの奇跡です

 

GM-kuroだが――

GM-kuro人の武を

GM-kuro嘲笑うかのような

GM-kuro尾の一振り

GM-kuroそれだけで、紙切れのように弾き飛ばされる兵

GM-kuroこれが、竜との戦なのだ

 

 

 

 

フレデリック@舞台裏 うおっ

フレデリック@舞台裏 クリティカルかよ!

フレデリック@舞台裏 強いな!

フレデリック@舞台裏 くそ、奇跡使うしかねえ!

クリス@舞台裏 |っ・・)っ 使い時だね!

 

 

 

フレデリック武将奇跡                       ∵無敵防御∵  − Invincible

 

 

 

 

 

 

        が、その尾が突如、軌道を変えて天空を薙いだ。

        黒竜の視線の先には――

 

 

 

 美しい翼を持つ、純白の天馬の群れ。

 

 

 

 彼女らの手には、巨大な、海獣を狩る際に使われるような銛が握られ、

 そのうち半数は、既に投擲されていた。目標は無論、竜――オニキスに向けてだ。

 煩わしげに振られた尾は、しかし並みの人間など100人は吹っ飛ぶ。

 危機を察したバレリアはただちに部下に散開を命じ、不規則な飛行によって竜を攪乱する。

 

 

 

 決して深追いするな、という王の命に従って。

 

 

 

 

               

 

 

 

               その光景に

               竜は笑みを浮かべる

 

 

 

                              これだ

                              これこそ

                              己が運命から

                              飛翔する戦に相応しい

 

 

 

                         そう言わんばかりの

                         獰猛なる笑み

 

 

 

               恐らくは

               如何なる神話の竜よりも

               この黒竜は強いであろう

 

 

 

 

                       何故なら、その巨躯からは

                       大いなる存在に特有の

               

                         奢りというものが、消えうせていたのだから…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フレデリック@舞台裏 黒竜め

フレデリック@舞台裏 かっこいいじゃねえか

クリス@舞台裏 |っ・・)っ なんだこの死角のないどらごん

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

GM-kuro4ラウンド目

 

 

GM-kuro先攻破天軍

 

 

 

 

 

 

                遂に黒竜が、破天軍にその牙を剥いた。

                だが、それは同時に、彼らの槍もまた、オニキスに届くところにまで至ったということでもある。

                存在感、迫力、そして重圧。

                その全てが、人の子を圧倒し、萎縮させ、絶望に導く。

               

                絶対者の睥睨。

 

 

 

 

                だが――

 

 

 

 

                ここに、いる。

                天に覇と咆え、

                闇を切り裂き、

                人をどうしようもなく惹きつけずにはおられぬ、王者が。

 

 

               「怯むなッ! 今そこに扉があると思えッ! そいつは……」

 

 

                どこまでも峻烈に、人としての生き様を、誰もが羨望する輝きを放つ王者が。

 

 

 

 

               「――開かなければ始まらねぇッ!!!」

 

 

 

 

 

                その言葉に、姿に、魂に。

                共鳴するかのように、破天軍の陣から一斉に咆哮が巻き起こる。

 

 

 

 

 

 

 

AAAAAAAAAAAAAALaLaLaLaLaLaLaLaLaLaie!!!!!!!!!』

 

 

 

 

 

 

 

                               大地、揺るがす。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フレデリック<交渉>≪戦術≫≪虚偽情報≫

 

 

 

 

 

                それは、もしかすると遙か未来に生まれるべきだったはずの戦術。

 

                機動力の高い天馬騎士団は、普通に考えるならば竜の相手をし、その間に地上の部隊が敵を殲滅するのが定石。

                だがここで破天王の採った戦法は……

 

 

 

                騎馬隊を恐るべき精確さで操り、竜の相手に向かわせると――

                “鍛冶師”パメラ謹製の爆弾を抱えた天馬騎士団が、フーゴ軍に真上から強襲を仕掛けたのだ。

 

 

 

 

 

 

 

フレデリック5d20

([dice])Frederic:33(5D20: 10 5 4 4 10)=33

フレデリック武将による振り直し!

フレデリック対象はグレゴリオ!

 

フレデリック5d20

([dice])Frederic:42(5D20: 13 8 5 7 9)=42

 

 

 

 

 

フレデリック@舞台裏 ぐあっ!

フレデリック@舞台裏 駄目だった!

クインシー@舞台裏 おおおおお親父ッ

GM-kuro@舞台裏: 親父ィーっ

クリス@舞台裏 |っ・・)っ グレゴリオバンザイアタック!!

クインシー@舞台裏 悪化したぞ! フレデリックーーーーッッあああああ親父いいいいいいい(錯乱中

GM-kuro@舞台裏: グレゴリオ 君 ふっとばされたーっ!

クリス@舞台裏 |っ・・)っ グレゴリオさんが面白いことに

クインシー@舞台裏 モケエエエエエエエエエエエエ

 

 

 

 

 

 

 

 

フレデリック 竜を相手に戦う。鍛えられたとはいえ、本来なら萎縮してしまうような、この戦において。

フレデリック 兵の闘志をつなぎとめたものは何だったか。

フレデリック それは、聖職者でありながら前線にあり、兵士達に声を掛け続けたグレゴリオの功績が大きい、と後の歴史は語る。

フレデリック 揺るぎなき信仰心が――恐れさえもはね除けた、それは大きな好例と言えよう。

 

 

 

 

 

GM-kuro〈交渉〉!

GM-kuro3d20

([dice])GM-kuro:40(3D20: 16 12 12)=40

GM-kuroなにいっ

GM-kuroくっ

GM-kuroよかろう

GM-kuro甘んじて受けようぞ!

 

GM-kuro連帯――

GM-kuro哀しいかな

GM-kuroそれが決め手となった

GM-kuro竜は圧倒的存在ではあったが

GM-kuroそれゆえに

GM-kuro他の兵との連携が取れなかった

GM-kuroこれまでの懸命なる積み重ねと

GM-kuroこの場において突如出でた竜との差

GM-kuroそれが勝敗を分けたのやもしれない

 

フレデリックDMG!

フレデリック2d10+9

([dice])Frederic:12(2D10:8 4)+9=21

 

GM-kuroそう――

GM-kuro圧倒的存在へと

GM-kuro初めて

GM-kuroその刃が届いたのだ

GM-kuroそれはなんという高揚であろうか…

GM-kuroだが

GM-kuroそこからが

GM-kuro真なる苦難の始まりであった

 

 

 

 

 

 

フレデリック@舞台裏 さあ

フレデリック@舞台裏 いよいよ

フレデリック@舞台裏 黒竜との直接対決

クリス@舞台裏 |っ・・)っ おにきすさんとの対決だ

GM-kuro@舞台裏: どうする

GM-kuro@舞台裏: このままちまちま5ラウンド目まで

GM-kuro@舞台裏: 削る?

GM-kuro@舞台裏: それとも

GM-kuro@舞台裏: (ι ´▽`)突撃戦宣言

GM-kuro@舞台裏: する?

クインシー@舞台裏  (ι…x…)さて如何に

フレデリック@舞台裏 これ、次は竜が攻撃してきそうよねw

GM-kuro@舞台裏: うむ

GM-kuro@舞台裏: するよ!

フレデリック@舞台裏 デスヨネーッ

クインシー@舞台裏  (ι…x…)あの素敵コンボが飛んでくるんですね

フレデリック@舞台裏 普通に考えて、武将の一人や二人吹っ飛びそうなんで

フレデリック@舞台裏 どうしようかw

フレデリック@舞台裏 俺としては突撃したいが!

フレデリック@舞台裏 みんなはどうだい!

クリス@舞台裏 |っ・・)っ 出番だ!

クインシー@舞台裏  (ι…x…)出番だな俺ら。

GM-kuro@舞台裏: ここで突撃戦すれば兵力を削られずに直接戦闘に突入できるね

GM-kuro@舞台裏: その場合、今66点フルに残ってるから

GM-kuro@舞台裏: ボーナスとして半分、33点

GM-kuro@舞台裏: 君らの外付けHPタンクに進呈しよう

GM-kuro@舞台裏: どう振り分けるかは任せるから

フレデリック@舞台裏 おおう

クインシー@舞台裏  (ι…x…)さてどうするね

クインシー@舞台裏  (ι…x…)俺、突撃戦に一票入れるが。

フレデリック@舞台裏 (ιの_の)

クリス@舞台裏 |っ・・)

フレデリック@舞台裏 (ιの_の)っΣ 突撃!

"""クインシー@舞台裏  (ι…x…) Yes, Sir

クリス@舞台裏 |っ・・)っ おーっる!

フレデリック@舞台裏 行くぜみんな!

フレデリック@舞台裏 覚悟はいいか!

 

 

 

 

 

 

 

            

 

 

 

 

 

 

             道が開いた。

 

 

             その先にあるのは、それでもやはり道だ。

             それも、とびきり困難で、いっとう危険で……

 

 

 

             だがそれ故に、奮い立たずにはいられない、壁。

 

 

 

             フレデリックが角笛を手に取り、それを高らかに吹き鳴らす。

             竜との戦いは、集団戦で押し込むと被害が広がる。故に、彼が採った作戦は、

             最も腕の立つ者を前線に、

             大軍勢を支援に回すという、前代未聞の竜殺しだった。

 

 

 

             破天軍が一気に割れる。

             残党達を王に寄せ付けぬように。

             彼らの王が、勝利するために。

 

 

 

 

             そして、その道を――

 

 

 

 

 

 

  ───時は僅かに遡る

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クインシー 黒竜を爆炎と煙が覆うその光景を視界にいれると、羊皮紙をおいて立ち上がる。

クインシー「さて、準備はいいですか」

クリス「えぇ、ようやく出番ですね」

クインシー「ええ」

クリス「遺言があれば聞いておきますよ」

クインシー「ふむ…」

クインシー その言葉になにやら考え込む神父。

クインシー「……特に思いつきません、ということにしておきましょう」

クインシー 言って、準備された馬のほうにすたすたと歩いていく。

 

 

クリス「落ち着いていますね、クインシー」

クリス同じく、馬にまたがりながら、返す。

クインシー「落ち着くしかないでしょう、ここまで来たら」

クリス「…そうですね、さて」

クインシー 肩をすくめ、服の襟元をかきあわせる。

クリス「…竜の期待に、応えられるでしょうか」

クリス馬に飛び乗り、ふと、ぽつりと漏らす。

クインシー「さて、それはなんとも」

クインシー 実にいつも通りに答えをはぐらかす。

クインシー「ただ、『どうだろうか?』 と思いながら行動すれば、その結果は納得いかないものになると思いますが」

クインシー お互いにとって、と後ろに付け加える。

クリス「ふむ…」

クリスと、クインシーの言葉に頷き

クリス「そういえば神父でしたね、クインシー」

クリスと、に、と笑う。

クインシー「神父『でした』ね」

クインシー 飄々とそう口にする。

 

 

クリス「…おっと、道ができたようです」

クインシー「そのようで」

クリス「では、賽を投げにいくとしましょうか」

クインシー「ええ…行きますか」

 

 

 

 

 

         

                   手綱を握り、鐙をふみ、

 

                      眼前の巨竜を見据え、

 

                        道を、駆け抜け、

 

 

 

 

 

                                 王の横へと──

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

かくて

誇り高き竜と

破天王との戦が幕を開けた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                                                    Scene end

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フレデリック@舞台裏 さて

フレデリック@舞台裏 33点なんだけど

フレデリック@舞台裏 とりあえずは、だ

フレデリック@舞台裏 クインシーに分配するのがいいと思うんだ!

クリス@舞台裏 |っ・・)っ クインシーだね

クインシー@舞台裏  (ι…x…)29だからな(笑

GM-kuro@舞台裏: 親父が

GM-kuro@舞台裏: 背中に憑いています

クインシー@舞台裏  (ι…x…)ちょ

クリス@舞台裏 |っ・・)っそ スタンド

クインシー@舞台裏  (ι…x…)一ターンフル行動すると

クインシー@舞台裏  (ι…x…)【HP】17点減るからな

クリス@舞台裏 |っ・・)って クリスより多い

クインシー@舞台裏  (ι…x…)マイナー≪希望の光≫ ≪治癒光≫≪聖歌≫≪祈願≫で12   ≪守護結界≫で5なのだ

フレデリック@舞台裏 (ιの_の)

フレデリック@舞台裏 よく

フレデリック@舞台裏 考えてみると

フレデリック@舞台裏 アダマスおらんからなww

クリス@舞台裏 |っ・・)っそ 本当だ!

クインシー@舞台裏  (ι…x…)よく考えなくてもいないんだよ!(笑

クインシー@舞台裏  (ι…x…)あと俺の支援がほしい人は俺のエンゲージにいてください。

クインシー@舞台裏  (ι…x…)≪治癒光≫も≪聖歌≫も

クインシー@舞台裏  (ι…x…)射程は至近です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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