━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

End Stage

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

   

 

 

GM-kuro@舞台裏: 厳密には殺戮者戦闘ではなかったので

 GM-kuro@舞台裏: (゜▽、゜) 聖痕解放演出なし。誰も落ちる気配もないし

 GM-kuro@舞台裏: 解放フェイズ飛ばして

 GM-kuro@舞台裏: 共通エンドといこう

クインシー@舞台裏  (ι…x…)うーぃ

 

 

 

 

 

 

   

  ■#

  ┣キャスト:ALL

  ┗場所:明日の見えぬ場所

   

   

 

 

 

 

          未来が打ち砕かれ

          訪れる筈だった光景が霧散する

 

          玉座は遠ざかり

          三人は――

          いつのまにか夜に包まれた、ブリスランドを一望できる丘にいた

 

          まだ

          夜明けの気配は見えない

 

          明日の見えない夜

 

          それは

 

          君達の未来そのものだ

   

 

 

 

                 キィ…

   

 

 

           剣が、

           少しずつ

           その姿をおぼろにしてゆく

 

           試練は終わったのだ

 

           夢は、覚めようとしている

   

 

 

 

 

 GM-kuro ∵魔器∵

   

 GM-kuro 効果:元の場所に戻る

   

 

 

 バテン 「……やァれやれ」

 バテン  どっかとその場に腰を落とす。

 バテン  流石に疲労の色が濃いが、

 バテン 「さっすが俺様。侮れない強さだったぜ」

 バテン  軽口と自信過剰が消えないのは何と評価したものか。

   

 GM-kuro だが、その未来も最早無い

 GM-kuro 姿がおぼろげている剣に映る

 GM-kuro あやふやな君の姿のように

 GM-kuro あやふやな

 GM-kuro 人の身では感じられない未来があるだけだ

   

 クリス 「当然です。この程度で負けてもらっては困りますから」

 クリス 束の間、見た光景。あれが未来に起こるのなら

 クリス この男に、竜殺しになってもらう必要すらあるのだから

 クリス 「…」

 クリス 暗い、夜空を見上げ

 クリス 死んだはずの妹の事を想う

 クリス そして、黒き竜…

 

 クインシー 「まあしかし」

 クインシー  ぽすぽすと地面を杖で突付きながらのんびりと、

 クインシー 「どうやら聞いた話も事実の様子、あれも夢とはいえ事実でしょう」

 クインシー  とん、と杖を地面に立て、

 クインシー 「非常に得難い経験が出来そうです」

 クインシー  目を細める笑みを浮かべた。

 

 バテン 「なァに、あれと全部同じことが起きるわけじゃないさ」

 バテン  行儀悪く胡座をかいたまま、にやりとする。

 バテン 「ってことは、どれが起こるか起こらないか、分からないってことだろ?」

 バテン  つまり、

 バテン 「それじゃあ、未来は分からねぇってことには違いないじゃねぇか」

   

   

   

          キィンッ

   

   

   

 GM-kuro バテンの言葉に呼応するような

 GM-kuro きらめきを残して

 GM-kuro レクスカリバーの姿が、掻き消える

   

   

 クリス 「…」

 クリス 無言のまま…剣だから当たり前とも言えるが…去っていたレクスカリバーのあった場所をしばし見つめ

 クリス 夜空に、向き直る

 クリス 不安げに瞬く星々からは、クリスの眼でも、未来を読み取ることはできない

 クリス 「…では、行きますか」

 クリス そぞろな夜空から、地上の二人に視線を落とし

 クリス 「…何が起こるか分からない、未来に」

 

 クインシー 「先がわからないのが未来であり、人の一生ですよ」

 クインシー  それがある種の幸福では無いだろうか。

 クインシー  未来を知ってしまうことが、必ずしも幸福に繋がるわけではない。

 クインシー  先がわかってしまえば、結末を知ってしまえば、

 クインシー 「明日を今日より良くしようとも思えなくなるのは、趣味に合いませんので」

 

 バテン 「ま、そういうこった……しかし、あれだな」

 バテン  ようやく重い腰を上げて、周囲を見回す。

 バテン 「行こうったって、どこに行きゃあいいんだろうな。そもそも、どうやってここに来たかもまるで覚えてやしねえ」

 バテン  思わず苦笑するが。

 

 クリス 「そうですね…」

 クリス そ、と杖を掲げようとして

 クリス 東の空から、強い光が差し込み始めた

 クリス 「…あぁ」

 クリス 同時に、この場から、急速に離れていく感覚

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そう、夢は覚めるものだ

 

 

定められた未来から

離れた今

君達はもう、出会わないかもしれない

 

 

しかし――

 

 

また、出会う

 

導きによりてではなく

 

己の意思で

 

 

君達には

 

そんな、確信があった

 

 

 

 

 

 

 

 

   

   

 

 

 

  Scene end

   

   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  ■#

  ┣キャスト:クリス

  ┗場所:自由

   

 

 

   

 

   ―――小鳥の囀る声

 

  「…」

   いつもの朝である。…あの夢を除けば。

 

  「…さて」

   ベッドから降りると、旅立ちの準備を始める。

   行き先は決まっている。あの、夢で出会った二人の男。まずはあの二人に会いにいかねば。

  「…待って、いてください」

   それは、二人の男へ、でもあり…死んだはずの妹への言葉。

   こんな離れ小島にいては、真実を知ることはできない。

   日が昇りきった頃、荷物を纏め終わった荷物を手に

 

  「…おっと」

   最後に、一振りの剣を、手にする

 

  「ようやく出会えたわけですが…」

   夢の中で、未来の王が手にしていた剣

  「…いいでしょう。しばし、付き合ってもらいますよ」

 

 

          キィ…

   

 

       その言葉を受けて

       応じるように剣が輝き

       光が収まると

       クリスの手の中にあるのは、小さな指輪だ

 

       中央に水晶のあしらわれたそれは

       水晶の輝きの中に

       レクスカリバーの宿す3つの聖痕を宿していた

 

 

               即ち

   

 

 

過去にしてもっとも大きいレクス

 

現在にして、力を大きく減じたディアボルス

 

未来にして、不確かに揺らめくグラディウスだ

 

 

 

 

     その指輪を

     しばし悩んで、人差し指にはめ

     キィ、とドアを開く…

 

 

 

     広がる世界は…陽光を受けて、まぶしく輝いていた

   

 

 

 

 

 

   

                                                          Scene end

   

   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  ■#

  ┣キャスト:クインシー

  ┗場所:自由

   

 

 

 

   

   今日も朝がやってくる。

   いつもの通りに目を覚まし、いつもの通りに礼拝を行う。

   今までどおりなら、その後に農作業や告解を行うのだが、

   この日は少し違っていた。

   

 

   昼過ぎには旅装を整え、住居に鍵をかける。

   曰く、“大祭のために、中央に呼ばれた”とのことである。

   彼が留守の間は、過去教会の教えを受けていたという、村長が彼の代理となる。

   見送りも少なく、彼は村を出た。

   

 

   大祭は確かに行われるが、彼がそれに呼ばれたなど真っ赤な嘘。

   破門された身である彼が、大っぴらに教会に近づけるわけが無い。

   村の住人に、許してくれとは言わないが、悪いとは感じている。

   まあ、それでも……

   

 

 

 

  「さて、明日はどうなることでしょうか……」

   

 

 

 

   まだ見えない明日のためと思って、歩くとしようか。

   

   

 

 

 

 

 

Scene end

   

   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  ■#

  ┣キャスト:バテン

  ┗場所:自由

   

 

 

   

 

   

   さて、ここに一人の男がいる。

   がっちりした体格、精悍だがどこか胡散臭さも感じさせる、自信満々な物腰。

   愛嬌こそあるが、同時に腹に一物ありそうだと、誰もが思う山師くずれ。

   果たしてあれは夢か幻か、はたまた未来か。

   今ははっきりと見えねども、いずれは時が示すこと。

   朝のブリスランドを宿の屋根より見渡して、何を思うか楽しげな顔。

 

  「さて、面白い夢を見た」

   朝飯代わりの林檎を囓り、ひと言。

  「幸先は悪くねぇな。必要ないかもしれないが、やっときたいことが増えたってわけだ」

   それは未来の王が、己の行く先を思い笑う顔にも見えたし、

  「――ま、台本にちっと書き込みが増えた程度のことよ……楽しくなりそうじゃねぇか」

   稀代の詐欺師が、とびきりの悪巧みを企んでいるようにも見える。

 

 

 

   バテン・トライバル。

   さて、この男の魂、未来、その道行き。

   それは如何なるものであるか……

   

 

   

     「……しかし、フレデリック、ねえ……何か他のねえかな……先に使われちまった気分だからなあ……」

   

 

 

 

   

             ザァ――

   

   

 

 

         風は吹く

         もうすぐ終わる平穏を謳歌するブリスランドにも

 

         そして

 

         一足先に

         戦の香りが漂い始めた

         ハイデルランドにも

   

 

 

 

   

       「―――…」

   

   

 

 

 

         宿の裏手

 

         君と、真逆の方向で

         その瞳に、故郷を写す

         もう一人の王もまた

         神の導から外れた

         己の道を歩みだそうとしていた

 

 

 

 

   

   

 

 

 

 

  Scene end

   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   

  ■#  GMシーン

  ┗場所:ブリスランド

   

   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――これより3年後

 

 

約束の戦の火蓋は、切って落とされる事となる

恐るべき手腕により、ヴァルター族の内紛を電撃的に収束させ

史上初めてと言ってもいい、一つの“国家”として纏め挙げた男――

後の歴史書に“征服王”フーゴと記される男の手による

ブリスランド大侵攻である

 

 

当初――

 

 

海戦経験の殆ど無いハイデルランド軍は

精強なるブリスランド海軍の敷く鉄壁の布陣を

突破する事など、不可能だと思われていた

 

だが、その予測は容易く覆される

 

暗い空の彼方……夜の底、闇の内より飛来した

“黒き宝玉の鱗”オニキスの襲撃により

ブリスランド海軍は、その半数がただの一撃で瓦解

残された戦力に、本土への侵攻を防ぐ力などありはしなかった

 

 

これより、歴史書に刻まれ

後の世に長く語り継がれる事となる

ブリスランド征服戦争――

 

またの名を

 

 

 

 

 

二つの王の戦争

 

 

 

 

 

が、幕を開けた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                                                         Scene end

   

   

   

   

   

   

   

   

   

   

   

   

   

 

 

To Be Continued

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                 ← 対決ステージへ    ↑ブレカナリプレイTOPへ

 

 

 

 

inserted by FC2 system