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Ending Faze

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EDシーン1   メインキャスト:全員   シーンカード:マヤカシ   舞台:第7層「採掘エリア」

 

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    戦いは終わり、後に残ったのは無数の蟲の死体と“巣”の残骸

    そして、膝を抱えて泣きじゃくる少女だった

 

 

 

   

 (RL-K) アマリリス「・・・ちがう・・・私、こんなことしたくてやったわけじゃ・・・ただ、ここから出たかっただけなのに・・・だけなのにぃ・・・」   

 (海藍) 「──アマリリス、さん」

 (RL-K) アマリリス「海藍・・・私、どうしたらいいの・・・? たくさん殺した・・・でも、でもッ・・・!」

 (海藍)  巣の残骸の中央、其処で泣きじゃくるアマリリスの前に立つ。

 (RL-K) アマリリス「私が・・・私が悪かったの!? 違うよね・・・? 私が悪かったわけじゃないよね!?」

 (RL-K) 海藍の足にすがりつき叫ぶ

 (RL-K) アマリリス「いっぱい・・・いっぱい痛い思いも怖い思いもしたんだもん! 

ここのヤツらが悪いんだ! そうだよね? そうだって言ってよぉ!」

 

 

 (一騎) 「そうだ、お前は悪くない―――」

   

 (一騎) 眼鏡を掛けなおし、叫ぶ少女に歩み寄る

 (RL-K) 陸奥の姿を見て「ヒッ」と息を呑み後ずさる

 

   

 (一騎) 「己の生命が危機に浚われていた、抵抗しなければ間違いなく命を奪われていた。

自分が生き残る為に他人を淘汰するのは当然の事だ。

抵抗できずに命を奪われるに任せたあいつらが悪い――

 

 

               カッ、

   

                      カッ、

   

                                カッ、

 

                                           カッ、――

 

 

 (一騎) 言葉を続けながらずかずかと歩み寄り

 (一騎) 少女の眼前で止まり肩を掴み、顔を覗き込んだ。

   

 (RL-K) アマリリス「だ、誰・・・近づかないでよぉ・・・」

 (一騎) 「――そう、其の考えは正しいぞ“アマリリス”。 …あくまで“生物学的には”な」

 (RL-K) 歯をガチガチ鳴らしながら怯えすくんでいる。

 (一騎) 「そして誰もやったことは責めはしない。――問題は“其の後”だ」

 (RL-K) アマリリス「嫌だ・・・言わないで! 聞きたくない!」

 (RL-K) 耳を塞ぎ、目を瞑る

 (一騎) 耳を塞ぐその腕を引っ掴み、無理矢理顔を向かい合わせてはっきりと言い放った

 

     「“其れを自分の意思で行った事実”を認める事が、お前には出来るのかね?」

 

 

 (RL-K) アマリリス「違う・・・違うの! 仕方がなかった・・・仕方がなかったの! 私はわたしは・・・あぁぁぁぁぁぁ・・・・・・」

 (RL-K) その言葉が引き金で、その場に泣き崩れる   

 (一騎) 「泣けば解決するというものではない。」

 (一騎) アマリリスを強引に引きずるようにして、海藍に押し付ける

 (一騎) 「――撤収するぞ、地盤の状態が深刻だ。」

 (海藍)  その声を聞きつつ、アマリリスに視線を合わせる。

 (RL-K) すがるような、そして拒絶されることを恐れるような目で海藍を震えながら見つめている

 (海藍) 「……一緒に帰りましょう」

 (RL-K) アマリリス「・・・帰りたい。私も帰りたい・・・! でも、私・・・とんでもないことをしちゃった・・・! 

このまま帰って・・・どうすればいいの? みんな受け入れてくれるの?」

 

 (海藍)  ぽん、と頭に手を載せる。

 (海藍) 「貴女のまいた種から芽が出ました。もうすぐ花が咲きます」

 (RL-K) アマリリス「・・・花、無事・・・だったんだ」

 

 

 (アンディ@舞台裏) (−■_■) 今一瞬 

 (アンディ@舞台裏) (−■_■) 貴方のまいた種⇒大量虐殺 

 (アンディ@舞台裏) (−■_■) 花が咲きます⇒ケチャップ 

 (海藍@舞台裏)  (ι...x...) 

 (アンディ@舞台裏) (−■_■)そ あれ!? 殺すの!? 

 (海藍@舞台裏)  (ι...x...)実は我もそう(ターン 

 (海藍@舞台裏) (o _ _)o 

 (RL-K@舞台裏) lk。)なんて やつらだ 

 (アンディ@舞台裏) (−■_■) すみません 

 

 

 (海藍) 「貴女の事を待っている人がたくさんいますよ」

 (海藍)  ふと、天井を見上げる。

 (RL-K) アマリリス「・・・でも・・・私は・・・」

 (RL-K) そう言い、目を逸らす。

 (海藍) 「忘れたいのなら忘れさせてあげられますが──」

 

 (アンディ) 「おい、一言だけ言わせてくれ」

 (海藍)  声のした方に目を向ける。

 

 

 

  「自分のやっちまったことは絶対に忘れるんじゃねぇ」

  「俺は両の手で数え切れないくらい人を殺してる」

  「名前を一人一人覚えちゃ居ないが……俺はその事実を忘れようとは思わない」

  「俺の居場所を捜して、捜して…生きる為に足掻いた結果だからだ」

  「だから今、この組織に居れる事が誰かの命を護る為に戦うってことが」

  「何よりも尊い事だと思えるんだ」

  「俺は犠牲にした命を背負ってる。幸せになるかもしれなかった…だが、俺の我侭で奪った命だ」

  「俺が生きている限り、そいつらの分まで他の誰かを幸せにしてやる。そう思ってもいいんじゃねぇのか?」

  「後……帰れる場所があるってことを」

  「幸せだと思え、こいつは帰ってきていいって言ってる。そこをよく考えろ」

 

       ガシガシと頭を掻き

 

  「あと、時間がねぇぞ、崩れる」 クルリと背を向け歩き出す

 

 

 

 (海藍)  その背に目礼を一つ。

 (RL-K) アマリリス「・・・・・・でも、私そんなに強くない。どうすればいいの? どうやって、償っていけばいいの? 

あれだけの事をしてふつうの生活に自分だけ戻るなんて・・・」

 (海藍) 「一生懸命生きればいいんですよ」

 (海藍) 「精一杯がんばって生きて、みんなを笑顔にしてあげればいいんです」

 (海藍) 「苦しむ人に手を差し伸べ、悲しむ人に寄り添い、」

 (海藍) 「幸せを分かち合う」

 (RL-K) アマリリス「・・・・・・」

 (RL-K) アマリリス「・・・生きたい。でも、生きている事がつらい。・・・そう、だからね」

 (RL-K) アマリリス「・・・生きて、その罪を感じて」

 (RL-K) アマリリス「私自身で私を裁く・・・そういうこと?」

 (RL-K) アマリリス「誰かを幸せにして、誰かを助けて・・・」

 (RL-K) アマリリス「自分で自分が許せる日まで・・・そういうこと、海藍?」

 (海藍) 「そういうことに、なりますかね」

 (RL-K) その言葉にしばらく目を閉じて・・・

 (RL-K) アマリリス「・・・わかった。生きて・・・みるよ」

 (RL-K) 少し、悲しげな表情でそう、呟いた。

   

 

         ゴゥンッ・・・

 

                大きな揺れと共に、地盤に亀裂が入り始める。戦闘の影響が出てきたのだろう

 

 (RL-K) 公崎『・・・ここも限界のようです。撤収命令を』

 

 (一騎) 『…ふむ。』

 (RL-K) 後ろに控えていた公崎が負傷した部下の確認を終え、そう進言する。

 (一騎) 「――時間だ、引き上げるぞ」

 (一騎) 海藍とアマリリスにそう言って踵を返す

 

 (海藍) 「ええ───帰りましょう」

 (海藍)  アマリリスと手をつなぐ。

 (RL-K) その手を握り、少しだけ後ろの巣のあとを見つめ

 

 

 (RL-K) 小さく「ごめんなさい・・・さようなら」と呟き、海藍の後に続いて走り出した。

   

   

   

   

 

 

 

 

 

 

 

 

                                                     シーンエンド

   

   

   

   

   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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EDシーン2 メインキャスト:アンディ シーンカード:エグゼク   舞台:電脳世界

 

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  そこは01で構成された海

  そこはどこにでもあり、どこにでもない世界

  その世界の中に、彼はいた―

   

 

   

 (アンディ) 「案外、簡単に端末にたどり着けたもんだ、余裕か? ゼウス」

 (アンディ) 輪郭の崩れた白い甲冑の騎士のアイコンがそう言う

 (アンディ) アンディは別に考え無しに白騎士を巣に突入させたわけではない。

魂というデータからこの第5のオリジンの居場所を走査する為にわざとその体内で破壊させたのだ

 

 (アンディ) 白騎士に内蔵させたウィルスを送り込む為に

 

 (RL-K) Zeus「否。全て予定通り。いずれ誰かがここまで辿り着くとは予想はしていた」

 (アンディ) 「じゃあ、俺が何をする為にここに居るのかわかっているだろう?」

 (アンディ) アイコンがランスをいや、ランスを形どったウィルスを向ける

 (RL-K) Zeus「肯定。吾を消去するため。しかしそれは不可能」

 (RL-K) その言葉と共に一斉にプログラムを構築、“世界”がアンディを押し潰しにかかる

 (アンディ) 「誰がテメェを消しに来たって? はっ、俺のしようとしている事も分からないのに神気取りか」

 (アンディ) 「ニューロでもない俺が、お前も消せるなんざ思っちゃ居ない。だがな」

 (アンディ) 「お前に利用されて傷ついた奴が居る。そいつを見守ろうとしてる奴らがいる。俺はそいつらの武器(アウトフィット)さ」

 (アンディ) 「返してもらおう、お前に捕らえられた。アマリリスの魂(データ)を」

 (アンディ) 押しつぶそうとする世界の中、ぼやけていたアイコンがひと際、明るく、白銀に輝く

 

 (RL-K) その言葉の間にも“世界”はさらに重圧を増し、アンディの存在をすり減らす

 

   

 (アンディ@舞台裏) (−■_■) 喰らうが言い 

 (アンディ@舞台裏) (−■_■) トロイの木馬(ぇ 

 (海藍@舞台裏)  (ι…x…)て 

 (RL-K@舞台裏) ふむ、つまりウィルス入りの自分の一部を食わせたと 

 (アンディ@舞台裏) (−■_■) そういうこと 

 (アンディ@舞台裏) (−■_■) 後は必要なデータを抜き取る、もとい破壊するのみ! 神業行くぜ!! 

 

 

 

 

     すり減らした、そうゼウスは考えているのかもしれない

 

         否

 

     存在がゼウスの中に浸透していっているのだ

     ウィルスが自分を安全なデータと相手に思わせつつ

     コンピュータに潜入するかのように

 

 

                《不可知》

   

 

 

    そして、目的のデータを探し出すと炸裂する!!

 

 

                      《完全偽装》

   

 

 

          効果:アマリリスの魂のデータを消去する。《不可知》によって欠片も残さない

   

   

   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

     自らの身体に起きた変動を静かに分析・・・理解

     「・・・一部のデータロストを確認。深刻度、小。予定に問題なし」

     「・・・“アウトフィット”のデータの一部を確保。・・・解析する価値、大・・・しかし理解できない。

たかが個人データ一つのためにリスクが多きすぎる。やはりニンゲンとは無駄な生き物と仮定できる・・・」

 

 

 

       そしてそのまま、

 

       ナニゴトも無かったかのように

 

       再び“世界”に静寂が訪れた・・・・・・

   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   

   

   

   

                                                       シーンエンド

   

   

   

 

 (アンディ@舞台裏) (−■_■)そ あれぇ!? 逆にアンディが量産されそうな予感!? 

 (一騎@舞台裏) (´-ω-) ちょ、おまっ!? 

 (海藍@舞台裏)  (ι…x…)デスネー 

 (RL-K@舞台裏) lk・) 

 (RL-K@舞台裏) lk・)とったどー 

 (海藍@舞台裏)  (ι…x…)量産型アンディ 

 (一騎@舞台裏) (´-ω-)めっちゃ性質悪ぃ 

 (アンディ@舞台裏) (−■_■) ………神業で死ぬから弱いね! 

 (海藍@舞台裏)  (ι…x…)ティーナの精神に大ダメージ?(何 

 (海藍@舞台裏)  (ι…x…)泣かせたら怒りますよ(ぇ 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   

 

 

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EDシーン3 メインキャスト:陸奥 シーンカード:カゲムシャ 舞台:アイゼン・ヌル執務室

 

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     アイゼン・ヌル執務室でマリー・アルベールが静かに待っていた。

     あの後、特に問題なく作戦は終了。無事撤収となった。   

     帰還後、事後処理を含め報告・・・そういう流れである。

   

 

 

 (RL-K) マリー「戻ったか。首尾は?」

 (一騎) 「予定時刻よりも数十分遅れましたが…―――ええ、データは此方に」

 (RL-K) 平静通りを装っているが、どことなくシビレを切らしかけてた感じはあるようである。少し緊張した表情で告げる。

 (一騎) 眼鏡を押し上げると同時に、脇から公崎がデータクリスを差し出す

 (RL-K) マリー「そうか・・・研究所の被研体たちは?」

 (RL-K) 今後の向こうの対応の予測とこちらの対応を考えているのだろう。難しい顔をしつつ続ける。

 (一騎) 「…残念ながら“被研体”は全滅でした。データの欠損も酷く、収穫は皆無と言えますな」

 (RL-K) その報告にうなずき、データに目を通し、顔をしかめる。

 (RL-K) マリー「・・・酷いもんだな。・・・“Royal Blue”。君ならこの後、どのように事後処理を行う?」

 (一騎) 「―――ふむ、そうですね…」

 (一騎) 顎に手を当て、一寸の思考…

 

   

 (一騎) 「――御大将、報告書にあるとおり、今現在における“我々の敵”-5th Origin-による障害を確認しました」

 (RL-K) その言葉に静かに頷き、続きを待つ。

 (一騎) 「今回の件のみならず、先の“事件”についても5thが原因である。と公表するのが宜しいかと」

 (RL-K) マリー「・・・バビロンの件か」

 (一騎) 「はい。―――しかし…現状を鑑みるに、此れを我々のみで公表したところで捏造の疑惑が立ち上がらないとも限りません。最悪、警戒心をより高める危険性を孕んでいます。」

 

 

 

 (一騎) 「―――そこで、です。

   

 

 

 

 

 

                DIVINE―――《M.A. -買収-》―――WORKS

   

 

 

 

 

 

                  “パチン”

   

 

 

 (一騎) 指を鳴らすと同時にDAKの画面が切り替わる―――

 

   

 (一騎) 「―――メガコーポの一つ、千早重工にバックアップの要請を掛けて置きました。」

 (一騎) 「彼の企業の社会的信用、また規模から考えるに最適回答かと存じます。」

 (RL-K) マリー「なるほど・・・“毒をもって毒を制す・・・”───

今回の件といい、企業連中も5thから力を借りるか、我々と事を構えるのどちらがリスクが高いかを示すわけか」

 (一騎) 「仰るとおりです、御大将。」

 (RL-K) しばし、額に手を当てて考え・・・頷く。

 (一騎) ニヤリと笑い、言葉を続ける」

 (一騎) 「―――そして此れにはもう一つの利点がありますよ、御大将」

 (RL-K) マリー「・・・陸奥。どうやら君は私・・・いや」

 (RL-K) マリー「我々の組織に足りない部分を持っているみたいだな・・・聞かせてくれないか?」

 (RL-K) 陸奥の言葉に少しほくそ笑み、言う。

 (一騎) 「買被りすぎですよ、御大将…―――我々-AAA-の対個人戦の主力となる“赤”の一人…」

   

 

  「“赤の紅”の後継者が一人、“Insanity Kid”関口 進吾を戦線に復帰させる事が出来ます」

 

 

 (一騎) 「…無論、彼の行動にはある程度の制約がついて回る事となりますが、ね」

 

 

 (アンディ@舞台裏) (−■_■) ふ、俺だったら 

 (アンディ@舞台裏) (−■_■) 進吾に仮面を被せて 

 (アンディ@舞台裏) (−■_■) 関口って誰? って言わせるね!! 

 (海藍@舞台裏)  (ι…x…)て 

 (アンディ@舞台裏) (−■_■) AAAにそんな奴は居ない。ごっつん(th)の手先だ!! とか言う 

 

 

 (RL-K) マリー「・・・よし、わかった。“Royal Blue”。この件の処理は君に一任する。無論追加報酬も出す」

 (RL-K) マリー「それと・・・今回の件は助かった・・・としか言いようがない。個人的に礼を言おう」

 (一騎) Yes Mum,早速実行に移します」

 (一騎) そう言って形式ばかりの敬礼をし、踵を返す――

   

 

 

 

 

 

 

  「――そうそう、御大将。」

 

       扉の前で足を止め、独り言のように語りだす

   

  「俺はあくまで“命令通り”に任務を実行したに過ぎません、よって礼は不要です…では」

   

         其れだけ言い残し、部屋を後にした――

   

   

   

 

 

 

   

   

  シーンエンド

   

   

   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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EDシーン4 メインキャスト:海藍 シーンカード:クグツ   舞台:灰色の蛇:森

 

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  アマリリスはその後、海藍とともに森に帰ってきた。

  帰ってきてからは、何かに追われるように色々な仕事に励んでいた。

  自分で自分を追い詰めている・・・そんな風にも見えた。

  そんなある日・・・

   

 

 

 

 

 (海藍) 「がんばってますね」

 (RL-K) アマリリス「うん・・・私に出来ることなんて・・・これぐらいしかないから」

 (RL-K) そう言い、作業の手を少し止め一息つきながら答える

 (海藍)  それに対して言葉は返さず

 (海藍) 「まあ、少しは休んだほうがいいと思いますよ」

 (海藍)  ぽむぽむと自分が座っている横を叩く。

 (RL-K) 少し、どうしようか悩んだ後・・・

 (RL-K) アマリリス「・・・それじゃ、少し休ませてもらいます」

 (RL-K) そういい、海藍の横に腰かける

 

 (海藍) 「元気がないですね」

 (海藍)  すぱっと一言。

 (RL-K) 良く見れば手は擦り傷だらけで、顔も少しやつれているように見える。それでも笑顔だけは絶やしていない。

 (RL-K) アマリリス「うん・・・そうかな?・・・そうかも」

 (海藍) 「疲れてますね」

 (海藍)  続けて一言。

 (RL-K) アマリリス「まだあの時のこと、夢に見てて・・・あんまり食欲とかないんだ」

 (海藍) 「そうですか…」

 (海藍)  一息ついて。

 (海藍) 「無理しているように見えますね」

 (RL-K) アマリリス「・・・うん。あの子たちを呼ぶのもなんだか怖くてあれ以来してないし・・・無理、してるんだと思う・・・

でも、こうしていると少しでも罪が軽くなる・・・そんな気がするんだ」

 (海藍)  その言葉を聴いてしばし黙り込み、

 (海藍) 「アマリリスさん」

 

 (海藍) 「───無理をして居る貴女を見る“森”のみんなは、笑顔ではありませんでしたよ」

 

 (RL-K) アマリリス「・・・・・・」

 (RL-K) その言葉にフッと笑顔が消え、固まる。

 (RL-K) アマリリス「・・・うん。なんとなく、空回りしているんじゃないかなって・・・思ってた・・・」

 (海藍) 「みんな、心配していました。無理して、がんばりすぎて、そのうち倒れるんじゃないか、と」

 (海藍)  ぽむ、とアマリリスの頭をなでて。

 (RL-K) アマリリス「でも・・・こうしていると少しでも気が紛れるのは事実なんだ・・・何か、人のために役に立ってないと落ち着かなくて・・・」

 (海藍) 「無茶は、駄目です」

 (RL-K) アマリリス「・・・うん、ありがとう」

 (海藍)  小首を傾げて。

 (海藍) 「どういう風にいいましょうか……」

 (海藍)  しばらく首を捻っていたが。

 

 (海藍) 「自然でいたらいいんですよ。そうですね、例えばあの花」

 (海藍)  指差した先にあるのは、小さな白い花。

 (RL-K) アマリリス「・・・花?」

 (海藍) 「綺麗ですよね」

 (RL-K) その白い花をじっと見詰める

 (RL-K) 見つめる。

 (RL-K) アマリリス「・・・うん」

 

 (海藍) 「私たちは、あの花に対して何もしていません」

 (海藍) 「でも、見れば心が安らぎます」

 (海藍) 「あるがままに、おもうがままに。無理も何もしないで、自然にあればいいんです」

 (RL-K) アマリリス「・・・海藍の言いたいこと、なんとなくわかる・・・よ」

 (RL-K) アマリリス「それで・・・自然に生きて・・・私が殺した人たちや、私のために死んだあの子たち・・・許してくれるかな?」

 (海藍) 「きっと……ね」

 

 

 (海藍@舞台裏)  (ι…x…)自分でも 

 (海藍@舞台裏)  (ι…x…)何言ってるのかわからなくなってきた! 

 (アンディ@舞台裏) (−■_■) 幸せを与えるには幸せを知らなくてはならぬ 

 (アンディ@舞台裏) (−■_■) まずはお前が幸せになるといい 

 

 

 (RL-K) その言葉に、小さく頷き・・・

 (RL-K) アマリリス「私、あの花畑に行って来る・・・きっと、あの子たちが待っていてくれているから。

ありがとう、海藍。ずっと私の変わりにお花の世話してくれてたんでしょ?」

 (RL-K) ピョコンと立ち上がり、無理のない自然な笑顔で笑う。

 (海藍) 「私だけじゃありませんよ。みんなでずっと世話をしていました」

 (海藍)  にこりと笑う。

 

 (海藍) 「さあ、みんな待っています───行ってらっしゃい」

 (RL-K) アマリリス「そっか。じゃあみんなにもお礼言わないと・・・でも、海藍が助けてくれて、生きていいって言ってくれなかったらきっと私死んでた。だから」

   

 (RL-K) アマリリス「だから、ありがとう。ようやく言えた、ほんとのお礼」

 (RL-K) そう言い、ペコリと頭を下げて花畑に向かって駆け出していく

 (海藍)  その言葉に笑顔を返し──

 

 

 

 

 

 

 

   

       DIVINE   ─《Fite!》─   WORK

   

 

 

 

 

 

 

 

 

      よいしょ、と立ち上がり遠ざかる彼女の背を見送る。

      ふと見上げれば、緑の間から覗く真っ青な空。

   

 

      風そよぎ、木々がゆれ、花が咲く。

   

 

 

 

          何事も、あるがままに───

   

   

   

   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   

   

   

   

   

   

                            Act End 

 

 

 

   〜XYZ

   

   

   

   

   

   

   

   

   

   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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